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(25時間11分前に更新) |
【平安名純代・米国特約記者】超党派の米上院議員らは16日、米軍内部で頻発する性暴力事件の根絶を目的とする法案を提出した。被害を直属の上官に届け出る現行システムを廃止し、権限を別の部門へ移管するとともに、加害者に対する罰則の強化などが盛り込まれている。
法案をまとめた上院軍事委員会のギリブランド議員(民主、ニューヨーク州選出)は記者会見で、2012会計年度の推計被害者数2万6千人のうち、実際に届け出たのは約10%にすぎないなどと指摘。「現行システムの崩壊は明らかだ」と述べ、被害者が泣き寝入りするケースを減らす必要性を強調した。
一方で同日午後、オバマ米大統領はホワイトハウスにヘーゲル国防長官やデンプシー統合参謀本部議長らを招集し、性暴力の防止担当部門の訓練強化や、被害者らが報復を恐れずに訴えられる環境の整備、厳罰の徹底を図るよう命じた。
米国では今月に入り、性犯罪対策に関わる将校や下士官らによる性暴力事件が相次いでおり、軍への批判が高まっている。