NHK連続テレビ小説:「あまちゃん」で初の朝ドラ脚本、宮藤官九郎 「田舎離れた原体験投影」
毎日新聞 2013年03月23日 東京夕刊
全156回。これまで全体の約3分の2を書き上げた。「第1週を見て、朝ドラっぽくなっていたのですごくうれしかった。なんかちょうどいいんじゃないですかね」。とはいえ、時折、エッジーなせりふが飛び出したり、お笑い芸人・鉄拳のパラパラマンガが現れたりと、そこはやはり宮藤ならではの世界観が満載。朝ドラに新風が吹くのは間違いない。
朝ドラと並行して、5月18日には監督・脚本を担当した映画「中学生円山」の公開が控え、キャンペーンも始まっている。
「そうなると大変」というなか、これまで「嫌だ」と思っていた家族旅行が、「行きたいモードに変わってきた」という。「スケジュール空いたら、ここ家族サービスしなきゃいけないと思って憂鬱だったんです。今は早く家族旅行に行きたい。こんな気持ち初めてです。きっと行ったら行ったで、すごくイライラするんでしょうけどね」(笑い)【濱田元子、土屋渓】