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【ゴルフ】松山 メジャー最速V王手2013年5月19日 紙面から ◇日本プロ日清カップ<第3日>18日、千葉県・総武CC総武C(7327ヤード、パー71)▽晴れ、気温23・1度、南西の風、風速4・8メートル▽賞金総額1億5000万円、優勝3000万円▽63選手▽観客6701人 松山英樹(21)=東北福祉大=がメジャー初タイトルに王手をかけた。7バーディー、3ボギーの67とスコアを4つ伸ばし、通算8アンダー。首位に浮上するとともに、2位に4打差をつけ、ほぼ独走状態に入った。前日は不用意なプレーで2罰打を科せられ、この日のスタート前まで引きずっていたが、暗雲はバーディーラッシュで吹き飛ばした。 この男はやっぱり大物だ。前日、15番でラフから2打目を打つ際にボールが動いたのに気付かず、ホールアウト後に2罰打を科せられた松山。並の選手なら翌日のプレーにも影響しそうだが、それどころかさらに4つ伸ばして、メジャー初Vへ大きく前進。プレー後のコメントは「前日のことは、いつの間にか忘れていました」だった。 確かに前夜はショックが大きかった。夜になっても「なんで気付かなかったんだろう」と気はめいるばかり。仙台に戻っていた大学ゴルフ部の阿部靖彦監督には電話で「モチベーションが上がりません」と相談した。 1番のティーグラウンドに立ったときまでは、まだ前日のことが頭に残っていたという。2打目をグリーン手前ラフに入れてボギー発進。ところが、レストランで自分が注文したものも忘れることがあるという天然系の本領を、ここから発揮した。目の前のことだけに集中し始め、3番パー3でこの日初めてのバーディーを奪うと、快進撃を再開。17番パー5では1打目を右林に入れて前日を思い起こさせる状況になったが、慎重にアドレスして脱出し、パーをセーブ。18番ではグリーン奥カラーから6メートルをねじ込んで、めったに見せないガッツポーズも飛び出した。 最終日最終組は、プロになって初めて。「しっかり我慢して、落ち着いてやるだけ。同じ愛媛県出身の河野さんとのラウンドも楽しみです」。松山はプロとしての試練を、またひとつ乗り越えた。 (大西洋和) PR情報
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