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1人目のプリキュアは転校生⁉
〜紫優〜
あたし、青虹紫優。今日から中学2年生、そして、今日から名門のお嬢様学校である太陽学院中学校に通う事になりました。
「お母さん、あたしそろそろ行くね。寮生になるからしばらく会えないね。」あたしは寂しそうにお母さんに言う。お母さんはあたしに
「忘れ物はない?」と聞いてきた。あたしは大丈夫だと答え、自分の家と別れを告げた。
新しい学校はここからはとても遠いから今は電車で学校に向かっている。でも、向こうに着いたらもう電車に乗ることはしばらくないだろう。あたしは電車をおりると地図を見て学校に向かって歩いた。
少し歩くと、十字路に辿り着いた。そこでもう一度地図を確認した。その時左の道からショートヘアの女の子がものすごいスピードでこっちに走って来た。そしてあたしはその子とぶつかってしまった。あたしは地面に倒れた。その女の子は倒れることなくあたしに
「大丈夫?」と聞いてきた。あたしは大丈夫だと答えて立ち上がった。彼女は
「そう、よかった。」と言った。
あれ?左の道にじゅうたんが浮いて…って、あれ、人が上に乗ってる!
「節奈さん、先に行かないでって莉凡さんが言ってましたよ。」じゅうたんの上の少女があたしの隣にいる少女に言った。この子の名前、せちなっていうんだ。あたしはちょっと邪魔かな?と思ってその場を去ろうとしたら節奈と言う名の少女に腕を掴まれた。
「あんた、その制服からして、太陽学院中の人でしょ?地図見てるってことは道に迷ってる?」図星だ。この2人の少女も同じ制服を着ている。と言う事は学校の場所知ってるかも。
「うん、あたし転校生で道分からなくて…」
「一緒に行ってあげよっか?」節奈の言葉にあたしは大きく頷いた。じゅうたんの上の少女は莉凡にはこの事伝えておきます。と言って道を戻って行った。
あたしは節奈と一緒に歩いている。その彼女にあたしは思い切って話しかけてみた。
「あの、あたし青虹紫優。よろしく。」すると、節奈も表情を豊かにして
「あたしは光輝節奈、よろしく。」と彼女も紹介してくれた。光輝さんの案内のおかげであたしは学校に着いた。あたしは光輝さんにお礼が言いたくなった。だが、気づいた時には彼女はもう居なくなっていた。もう学校に着いたし行っちゃったんだなと思うとちょっと気まずかった。そう思いながら校舎の方に歩いていると空から小さなぬいぐるみみたいなのがこっちに向かって落ちて来た。あたしはそれを上手くキャッチした。
「あ、ちょうどいいところにいてくれたチョコ、助けて欲しいチョコ‼」えっ?ぬいぐるみが喋ってる!でも、あたしに助けを求めてる。一体何が…。そう考えていると空から女の人が降りてきた。
「うふふ、そこにいる小娘!そいつを私に渡しなさい。」嫌な予感がした。多分、この子をあの女に渡してはいけないと思った。だってこの子、震えてる。あたしはその女の人の前から逃げた。
「逃げても無駄よ。悪神の紋章よ、戦闘体制に入れ!そしてその小娘を捕まえなさい。」あたしはとにかく逃げた。だけど、逃げた先は行き止まりだった。
「あっ!」
「もう逃げられないわよ。大人しくそいつを渡しなさい。」女の人の後ろからは紋章だったはずのものが巨大化した桜の木の怪物になっていた。だけど、あたしは…。
「この子は渡さないっ‼」
「そう、そんなに痛い目に遭いたいのね。お望み通りにしてあげる。行きなさいワルキューレ!」そう女が指示すると怪物は動き始める。正直恐いけれど、この子を放っておけない!
「あたしは絶対にこの子を守るんだからあああああぁぁぁぁぁっ‼‼!」そしてあたしは、いつの間にか青い光を放ち、その光の中にその子といた。
「君がそうだったんだチョコ。僕の名前はチョコだチョコ。よろしくチョコ。」チョコと名乗ったその子があたしに大きな青い宝石をよこしてきた。
「これは…。」あたしは、この宝石が何なのかよく分からなかった。
「その宝石はキュアジュエルだチョコ。それを上に放り投げてプリキュアスタイルレディーゴーって言うチョコ。そうすれば君は伝説の戦士、プリキュアになれるチョコ。」チョコの言っている事が本当なら。
「分かった、やって見る。」あたしの答えに迷いはなかった。
「プリキュアスタイル!レディーゴー!」あたしはその呪文を唱えてキュアジュエルを上に放り投げた。するとあたしの身体は青い光に包まれた。服装がどんどん変わって行く。放り投げたキュアジュエルはあたしの胸元のリボンの中央の宝石となった。
「虹の力をつかさどりし神の使者キュアドラゴン!」キュアドラゴン、これがあたしの名前。
怪物があたしに向けて攻撃してくる。あたしは焦りながらとにかくジャンプした。そのジャンプ力は半端ないくらい高かった。そのままあたしは怪物に蹴りを入れた。怪物はあたしの蹴りで飛んでいった。すごい、すごいよこの力。そう思っていると、チョコに指示された。
「ドラゴン、必殺技を使うチョコ。そのためには天に祈りを捧げるチョコ。」あたしは頷いた。そしてチョコに言われた通りにあたしは天に祈りを捧げた。
「レインボーゴッドよ我に力を与えたまえ!プリキュア!ドラゴンレインボー!」するとあたしの両手から虹色の砲撃派が出て来てそれが怪物に当たった。そしてその怪物は紋章に戻って砕け散った。
あたしは、新しい教室の前でもじもじしていた。新しい友達出来るかな?そして先生からあたしの名前が呼ばれる。
「青虹さん、入ってきて下さーい。」あたしは教室の中に入っていった。そして黒板にチョークで名前を書いた。
「あれ?青虹さん?」その声何処かで…。生徒達を見渡すとその中に光輝さんがいた。
「あっ!光輝さん。さっきは有り難う。」やっとお礼が言えた。そんじゃ改めて自己紹介っと
「あたしの名前は青虹紫優、今日からこの2年A組の仲間になりました。皆さんよろしくお願いします!」これであたしは、この学校の仲間入り。
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