北朝鮮　日本海側で短距離ミサイル３発発射

　韓国国防省は１８日、北朝鮮が同日、日本海側で短距離ミサイルを３発発射したと明らかにした。共同電によると、韓国軍は新型ミサイルの発射実験か訓練とみており、追加の発射や軍事挑発に備え警戒を続けている。

　国防省などによると、ミサイルは同日午前９時（日本時間同）ごろと同１１時ごろ、午後４時ごろにいずれも北東方向に向けて発射された。具体的な発射地点は明らかにしていない。日本政府高官によると、日本の領海内には落下していない。

　今月上旬には日本海側に配置した新型中距離弾道ミサイル「ムスダン」２基を撤収させるなど、緊張緩和を図る兆しも見せていた。一方、韓国や米国とは対話開始条件めぐり神経戦を続けており、奇襲的な発射で軍事的緊張を維持する狙いもありそうだ。