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'13/5/19

3橋で破損・ひび割れ確認




 広島市は18日、市内の橋で相次ぐコンクリート片の落下事故を受けた緊急点検で、太田川放水路に架かる三つの橋で新たにひび割れや破損が見つかったと発表した。橋の下に公園や建物がある60本を17日、職員が目視で調査して確認した。

 西区の竜王橋は、欄干の土台コンクリートに長さ20センチ前後のひび割れが83カ所あったため、職員が表面をはぎ取った。また、橋の裏側で1カ所、コンクリートが剥がれ落ちそうになっていた。

 安佐南区の祇園大橋も裏側に1カ所、コンクリートが剥がれ落ちそうな部分があった。西区の己斐橋は、橋脚上部のコンクリートの一部が欠け内部の鉄筋が見える状態だった。

 市は三つの橋の下の河川敷などに立ち入り禁止のバリケードを設置。今後、橋の表面をたたくなどの詳細な検査をして劣化部分の除去や破損箇所の補修をする。

【写真説明】コンクリートのひび割れで、バリケードが設置された竜王橋(広島市西区)




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