セラピスト香蓮のLove,Dream&Happiness

2007年に症例の少ない子宮頸部小細胞癌を宣告され、5年生存率14%のなか無事5年が過ぎました。今現在自宅でアロマ&クレイ リラクゼーションサロンをしながら、デコ雑貨も製作中♩日常、病気、デコ雑貨、美容、アロマ、クレイ、子供のことなどを綴っています。


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先日の血液検査の結果がでました。

私の測っている腫瘍マーカーは、
PRO-GRPとCA19-9です。

PRO-GRPは、小細胞癌のマーカーで、範囲が0.0~81.0の間なら正常値です。
今回も、43.9と正常範囲内でした☆

そして、気になるのが入院中からずっと測っているCA-19-9のマーカーです。
これは、子宮癌や小細胞癌とは関係ないみたいなのですが、これがなぜかずっと正常範囲ギリギリか正常範囲外でいったりきたりしてるんです(ノ_<)
でも、ここ何ヶ月かはずっと正常範囲外なんです。

CA19-9の正常範囲内の数値は、
0~37.0

いつも38~45をウロウロしているんですが、今回50.1といつもより高値でした。

でも、先生が言うには、このCA19-9は癌以外でも高値を示すことがあるし、何もなくてももともと高値の人もいるぐらいだから、心配ないよと言ってくれます。(;^_^A
実際、CTを撮っても何もないので、何か癌以外の他のことで、上がってるのかもともと私の場合は高値なのかももしれません

とは言うものの、ここ最近では1番高かったのでなんだかなぁ・・(ノ_<)

けど、大丈夫だと信じよう!


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EXILEライブの余韻がまだ残っている中、サロンのキャンペーンも始まり、バタバタとし始めていますが、ブログも楽しんでできる限り更新していこうと思っています(*^_^*)


水曜日のことになりますが、毎月2回の診察日でした。
6年経っても、小細胞癌を甘くみてはいけないということで、未だに毎月マーカーも調べて通院してます。


ちょっと以前から、足の付け根の骨に違和感があったので、この日は骨密度の検査をしました。

骨密度は、入院中に一回検査した以来だったので、もしかすると、骨粗鬆症の可能性もあるなぁ・・・と思いながら検査室へ。

機械の付いたベッドに膝を立てて、仰向きに寝かされ、体の上を機械がウィーンと何度か往復。
数分で終了で、結果もその場で渡され、それを持って今度は婦人科の診察室へ。

主治医の先生から名前を呼ばれ、


「はい、香蓮さん、こんにちは~!調子どう?」


と、だいたい毎回こんな感じから、診察が始まります。


私の主治医の先生は、同年代の先生で、携帯の着信音がCCBの「ロマンティックが止まらない」という、なかなかのお茶目な先生です(笑)

6年前の入院中から着信音が変わっていないところが、これまたどんだけCCBが好きやねーん!とツッコミをいれたくなるぐらいですo(^▽^)o

それはさておき、


「今日はそしたら、骨密度の結果から見ていこうか!」


ドキドキ・・・


「先生・・どう?(>_<)」



「おっ!完璧やん!骨粗鬆症どころか、足りすぎてるぐらいやで!」


と!

検査結果はこんな感じででます。⇩

photo:01



う~、よかった…>_<…

私の年代でも、やはり子宮を摘出された人は多くの方に、更年期障害や骨粗鬆症の症状がでるようなので、ひとます骨粗鬆症はクリアです♡

でも、更年期障害には悩まされてます・・(>_<)

先日も、電車の中で1人大汗をかいて恥ずかしかった(>_<)


病院からは、エストラーナという女性ホルモンの貼り薬を処方されていて、一日置きに張り替えるんだけど、これがうっかり忘れてしまうこともしばしば(;^_^A
なので、豆乳などでイソフラボンも毎日ソイラテにしたりして、摂取してます(*^_^*)

エストラーナ⇩
photo:02



そして、この日は血液検査をして、結果は来週。
何もありませんように…
(>人<;)




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子宮頚部小細胞癌。

私のこの癌は、症例が少ないですが、この癌になったほとんどの方は1、2年以内に再発し、亡くなられています。

進行も早く、遠隔転移もしやすいとても予後の悪い癌です。

主治医からは、ハッキリと再発したらアウトと言われてるだけに、もう内心はビクビク・・
特に、毎月の血液検査の結果の日は、ドキドキで生きた心地がしないくらい
です。

そんな中、最初の癌検診で腫瘍の大きさが6.4cmもあり、そして、クラスVのステージⅡaという結果が出たにもかかわらず、再発、転移なく6年を迎えられたということは、奇跡なのかもしれません。

ふと、どうして再発もなくここまでこれたのかなと考えたら、もしかすると、良いと思うことは実践してることや、再発予防になる漢方薬をずっと服用してるからかもしれないと思い、入院中から今もずっと服用してる漢方薬をご紹介します。

2種類の漢方薬を服用しているんですが、それは

ツムラの十全大補湯
(ジュウゼンダイホトウ)

コタローの補中益気湯
(ホチュウエッキトウ)

です。

photo:01


ネットで、癌にいい漢方薬を調べに調べ、先生に言って処方してもらい、入院中からずっと服用しています(*^_^*)

癌に効く漢方薬や、癌に効く◯◯というサプリメントなど、ネットで調べるとわんさか出てきます。

その中から、十全大補湯は、富山医科薬科大学和漢薬研究所の済木育夫教授のマウス実験の研究で明らかになったという記事を読んで、惹かれたというか、絶対コレだ!っていうのが、自分には感じられたんです。

さらに、調べてみると、補中益気湯との組み合わせが良さそうだったので、
先生に話をしてみると、飲んで見る価値はあるかもしれないねと言ってくれて、それから処方して頂き6年間服用しています(*^_^*)
今まで再発、転移なくこれたのも、この漢方薬のおかげもあるのではと思ってます。
これからもずっと飲み続けていきたいですo(^_^)o



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今日、3月22日は私にとって一年の中で竜坊の誕生日と同じぐらいに大切な日です。

話は長くなりますが・・
最近、「臨床アロマセラピスト」という本を読みました。
この本を読んで感じたこと。
セラピストとして、そして6年前にセラピストになりたいと思ったきっかけになった自分の身に起きたことを伝えなければ・・・という思いになりました。
今まで、このブログでは一切触れることなく、むしろそのことだけは避けていた自分がいました。
伝える勇気がなくて。。。
でも、これを機に同じ病気になって不安に思っている方や、絶望感の中で苦しんでいる方に、自分の体験を伝え、少しでもお役にたてたら・・・と思い、今ブログを書いています。

2007年1月。
私は突然癌を宣告されました。
病名は、日本でも、世界でもあまり症例がない、子宮癌では極めて稀な
『子宮頚部小細胞癌』
です。
5年生存率は、たったの14%。
このとき正直私は、癌=死 「私はもう死んでしまうんだ」と絶望感に襲われました。

私には、もうすぐ中学2年生になる息子がいますが、訳あって未婚で生み、自ら未婚の母の道を選びました。
なので、癌を宣告されたときには、ここで私にもしものことがあったら息子は・・・と思うと、本当に絶望感でただただ涙が止まりませんでした。
でも、不安で不安でたまらなく怖くて、気が狂いそうになりながらも、でも何としてでも生きなければ!と必死に自分を前向きに奮い立たせ、絶対にその生存率14%の中に入ってやるんだ!と、そう心に強く誓い、治療に専念することを決意しました。
そしてそれは、想像を絶するとても辛い闘病生活の始まりでもありました。

最初に、診てもらった近所の総合病院だけではわからないし、もしかしたら誤診もあるんじゃないかと、そのあと2つの大きな病院にも行き、何度も検査をしてもらいましたが、結果は同じでした。
その上、この2つの病院からは、うちでは症例がないから受け入れできないとまで言われ、またもや奈落の底へ突き落された感じで、怒涛に迷い、もう一度最初に診てもらった近所の総合病院へ行くことに。
ここでも受け入れてもらえなかったら、もうダメだ・・・と真剣に思いましたが、最初に担当して頂いた先生からまさかの・・・「うちで治療してみないか?」という言葉。
本当に嬉しかった。。。
先生が神様に見えた瞬間。
その先生がそれからずっと今も私の主治医のM先生です。
本当に命の恩人。先生がいなかったらと思うと、今でも身震いがします。

それからというもの、入院生活4ヵ月。
化学療法、動注、手術(子宮全摘出)、放射線療法・・・退院後も1年半の抗癌剤治療と、治療のフルコースでした。
当然ながら、これだけの治療なので、抗癌剤の副作用は容赦なく襲ってきます。
激しい嘔吐、脱毛、関節痛、神経痛、不安からの過呼吸。
日に日に自分が自分でなくなっていく姿に落ち込み、恐怖と不安で眠れない毎日が続きました。


当時、息子竜坊は小学1年生。
まだまだ甘えたい盛りなのに、こんな寂しい思いをさせてしまって・・・。
竜坊とは、交換日記を始め、ほぼ毎日にように会いにきてくれて、狭いベッドで一緒に寝転がり、その日学校であったことや友達のことなど一生懸命に話してくれて、そのときだけが私の唯一少し元気になれる時間でした。
いつ自分がどうなるかわからないと思うと、今まで以上に息子が愛おしく感じ、病室のベッドの上で何度も抱きしめ、竜坊の体温を感じながら、心の中で「死にたくないよぉ・・」と。

日に日に弱って髪の毛も抜けて変わっていく私に、竜坊はそのことには触れることなく普通に接してくれました。
そして、副作用が少なく体調もマシな日は、病院のすぐ横が家なので、先生が少しでも息子との時間をと週末は外泊の許可を出してくれて家で過ごせたので、ご飯もお風呂も竜坊との時間を大切に過ごしました。
そんなある日、一緒にお風呂に入っていたときでした。
シャンプーするたびに、髪の毛がごっそりと抜けて、排水溝に大量の髪の毛がたまったのを見た竜坊がこんなことを言ってくれました。
私の頭をポンポンとしながら、「あーちゃんの髪の毛全部抜けてしまったら、竜の髪の毛あげるから大丈夫やで!」と。
今でも、その言葉を思い出すたびに涙が出てしまいます。
こんな小さな竜坊の方がよっぽど強い・・さすが男の子。。。
やっぱり、絶対この子のために生きたい!と本当に心から思いました。

それからも、本当に辛い治療が続いたけれどなんとか必死に耐えましたが、
あるとき、痛みがひどく、鎮痛剤や座薬などでも効かなかったとき、看護師さんがアロマで湿布をしてくれたのです。
このときにまず初めてアロマと出会いました。
それは、なんとも言えない良い香りで、アロマが効果なのか、痛みがスーッと引いていったのです。
それと同時に、あれだけ不安な気持ちになっていたのが、気分も落ち着き、リラックスできたことを今でも鮮明に覚えています。
それからというもの、アロマに興味を持ち、退院後は抗癌剤治療をしながら、アロマの勉強に没頭しました。
勉強していくうちに資格を取りたいと思うようになり、副作用と闘いながらまずアロマテラピー検定の1級と2級の試験を受けました。その頃は、まだクレイセラピスト講座はなく、アロマショップでたまたま手にしたクレイを購入。
治療で、お肌もボロボロになっていたので、このクレイでパックをしたところ、たった一回でこんなにもつるつるもちもち肌になるなんて!と感動。
ボロボロ状態だったのでこれは本当に衝撃的でした。

それから、しばらくしてクレイセラピスト講座を知り、クレイのことももっと知りたい、勉強したいと、何の迷いもなく受講を決めました。そして、後にアロマコーディネーターも取得。

こうして、今セラピストとして自宅サロンをすることができています。
それもこの春で、5周年を迎えることができます。

言い方はおかしいですが、こうして病気になって得たものもあり、生きる勇気、希望が持てました。
そして、今まさに5年生存率14%の中に入れています。


生存率が低いと正直死についてばかり考えてしまいます。
出口が見えなくて、生きる勇気も本当に失われ、気力もなくなります。
弱音も吐きたくなります。
藁をもすがりたくなる思いです。
でも、中には心ない言葉を言う方もいます。
そして励ましてくれているのだと思うんですが、
「大丈夫!大丈夫!頑張って!」
何を根拠に大丈夫なの?
頑張ってって、もう必死にみんな闘って頑張ってます。
これ以上どう頑張ればいいの?

こういう言葉に癌患者さんは敏感です。
そんな言葉なんていらないんです。


もし、まわりに今闘病生活を送られて必死に闘っている方がおられるなら、何も言わず、そっと寄り添ってあげて下さい。
それだけで、気持ちは十分に伝わります。
癌で悩む本人と、家族の抱える苦しみは、人に語れるほど気軽な感情ではありません。
看護にあたる家族は、皆毎日生死と向き合う本人と共に、心を張り詰めて生きています。


そして、女性の癌が(子宮癌・乳癌など)今若い方でも増えてきているようです。
検診はなかなか気が進まないと思いますが、何もなければそれでOK。
もし、異常が見つかったとしても早期発見だと根治します。
私は、それまで検診を受けたことがなかったので、発見された時にはクラスⅤのⅡaで進行していました。
ちょっとの勇気を出して、是非検診を受けて下さい。

このブログを機に、子宮頚部小細胞癌というとても稀な癌で調べても情報が少ないため、自分の闘病生活のときのことや、再発・転移防止のためにしていることなどもお伝えして、少しでもお役に立てればと思っています。


最後に、同じ病気で闘っている方へ

5生存率14%でも、今日で6年が経ちここに一人生きています!
今も月に2回通院していますが、一緒に勇気と希望を持って、そして一緒に生存率をあげていきましょう!



最後まで読んで頂きありがとうございました。








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