「宮城で震度５強　運動会終了直後に揺れ…「津波が来なくてよかった」」の記事詳細：イザ！

　１８日午後、東北地方を中心に広い範囲を襲った地震。目立った被害はなかったが、震度５強を観測した宮城県石巻市では、小学校の運動会終了直後に揺れが発生した。住民からは「強い揺れは東日本大震災を思い出す」との声が漏れた。

　「揺れが収まると同時にテレビを付けた。津波が来ないとわかって本当に安心した」と話すのは、石巻市小渕浜で民宿を営む小池豊一さん（５７）。海から約５００メートルの位置にある民宿は東日本大震災で約１メートルの津波を受けた。

　小池さんによると、ボーっという地鳴りが２０秒ほど続いた後、強い横揺れを感じたという。皿が割れるなどの被害もなかったが、「やっぱり強い揺れが来ると津波がまた来るのではとひやっとする」と話した。

　この日、市内の多くの小学校では運動会を開催。海岸に近い市立大原小は午後２時半ごろに運動会を終えた直後に揺れが襲った。

　児童は応援に来た保護者とともに乗用車などで帰宅中で、目立った混乱はなかった。同校の関係者は「保護者といるのがわかっているだけで安心する。けが人もいなくて本当によかった」と胸をなで下ろしていた。

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