2013年05月15日

あまちゃん 第7週 おらのママに歴史あり 第37回〜第39回


小泉今日子の「潮騒のメモリー」は、架空のアイドル映画の主題歌という設定で、ドラマのために書き下ろされたもののようですね。作詞・宮藤官九郎、作曲・大友良英のオリジナルソングです。いつ放送されるのか楽しみです

スナック梨明日、忠兵衛(蟹江敬三)のリクエストに春子(小泉今日子)が応えないので、アイドルをめざしていたことをばらしてしまいます。アキ(能年玲奈)が「アイドルって何?」と聞きますが、忠兵衛は言ってないととぼけました

みんなに知ってたかとアキが聞きまわるので、春子は「いい加減にしなさい!みんな気遣って黙ってのわかんないの?田舎の人はね腫れ物に触らないの。うわべだけの優しさと作り笑いで誤摩化すの。だから腫れ物の腫れはいつまでたっても引かないの」と言います。かつ枝(木野花)が「お開きにすんべ」と立ち上がり、アキの誕生会は終わりました

その夜ウニを数えますが、眠れません。アキは春子がアイドルを徹底的に毛嫌いし、否定していたことに気づきます。高校で、アキは春子の歌を聴いたことがないと打ち明けると、ユイ(橋本愛)は春子がのど自慢で優勝したことがあると言うので、アキは「じぇじぇじぇ!」とビックリです

足立家、功(平泉成)はカラオケ大会で優勝したときの春子(有村架純)の写真を見せてくれました。不良で問題児だったが、寄り合いや盆踊りに呼ばれ、小遣いを稼いでいたのです。漁協、長内(でんでん)たちがカセット式カラオケ機械、トロフィー、写真を見せてくれます。美寿々(美保純)弥生(渡辺えり)によると、春子は忠兵衛と仲良かったが、夏ばっぱ(宮本信子)とはぶつかっていたというのです

2階の部屋でオーディション雑誌を見つけます。翌朝、寝坊したアキは朝食も取らずに出かけて行きました。忠兵衛は定期健診に行くので、保険証を出してと夏に頼みます。春子は黒川(尾美としのり)に「いつまでいるんですか?何がフリースだよ!寒さ対策してんじゃねーよ!」と不機嫌です

着替える種市(福士蒼汰)に磯野(皆川猿時)が「良い体してんな」と言ってると、アキが入ってきます。アキがおそろいのミサンガをしてると種市に話してるのを見て、磯野は「お前ら、つきあってるな」と絡んできました。ミミガーじゃない!そこへユイが来て、春子が写真館で写真を取って、オーディションを受けたことがあるらしいと新事実を教えてくれます。家へ帰ったアキが2階の部屋で写真を探してると、春子が「何探してんの?もしかしてこれ?」と登場です


春子は「見たかったんでしょ」と写真を見せてくれました。アキが「めんこいな」と言うと、春子は「この間お父さんが言ったとおり、アイドルになりたかったんです」と認め、アイドル論を語り出しましたね

「人数が多いモーニング娘、AKBとは根本的に違う訳。今は歌を歌う人はアーティスト、演技する人は女優、モデルはモデル、グラビア専門の人がいる。すみ分けができてるでしょ?でも昔は全部アイドルがやってたの。そのはしりが百恵ちゃんね。その後はキャンディーズやピンクレディーのグループの時代が来るわけ。ピンクレディーなんて平均睡眠時間2時間だよ」

アキが松田聖子の話を振ると、春子はスナック休むと電話を入れました。ビールを持ってきた春子は「聖子ちゃんのデビューが1980年の春、百恵ちゃんの引退が80年の秋、つまり80年の夏こそが2大アイドルがダブって存在したアイドル黄金期な訳。ママにとっては中二の夏ね」とヒートアップ!松田聖子になりたいと思って、聖子ちゃんカットにし、アイドルになりたいという気持ちが強くなり、オーディションを受けたりして、そのとき撮った写真だと説明しました。忠兵衛が帰ってきますが、浮かない顔です

勉さん(塩見三省)がスナック梨明日へ行くと、黒川は大吉(杉本哲太)吉田(荒川良々)菅原(吹越満)に囲まれ、険悪な雰囲気でした。ヒロシ(小池徹平)はアキにラブレターを渡そうとしたことをばらされます(笑)

春子は高校に入ってすぐ、歌のレッスンに通い出したといって、カセットテープを出してきました。お金は海女さんで稼いだというので、秋は「じぇじぇじぇ!」とビックリです

リアスでは春子の海女さんの写真に、黒川が驚いてました。1984(昭和59)年、駅舎で若き日の大吉(東出昌大)が作業してると、菅原(落合モトキ)が春子を連れて来ます。春子は高校を卒業したら、東京へ行って芸能人になると話し、オーディション番組へ送ったデモテープを大吉に「私が有名になったら高く売れるよ」と渡しました

天野家、春子は「1984.5 君でもスターだよ!」と書かれたテープを見つけます。春子は「聴いてみたりして。いやいや無理無理」と言いだしますが、結局聴いてみることにしましたね

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再生ボタンを押すと「天野春子、高校2年生17才です。聴いてください」の後、春子が歌う村下孝蔵が流れます。小泉今日子が歌ってましたね

スナック梨明日でも春子の初恋が流れます。大吉はもらったデモテープが初恋だったので、春子が自分にほれてると勘違いし、24年独身だと吉田が説明しました。黒川は安部ちゃん(片桐はいり)がいたと突っ込みます。久しぶりの登場です(笑)

1984(昭和59)年漁協、大吉は春子からテープ審査の合格通知を見せてもらいました。春子はうれしそうでしたが、夏に相談できずにいたのです。家で春子が「お願い、2度とないチャンスだから行かせてください」と頼むと、夏は反対します

ところが春子がデビューできる10週勝ち抜きは無理だと言うと、夏は「だったら行ぐな。途中で負けるって分かってて、大騒ぎして東京さ行ぐのか?恥ずかしい!寝言語ってるんでね!10週なんて無理だ?遊びさ行ぐのか?違うべ、アイドル歌手さなりたくて行くんだべ?だったらなれ!勝で!負けた時のこと考えてるぐらいなら最初から行ぐな!本気か遊びか聞いてるんだ!ゼロか10か?」と聞いてきました。春子が「10です」と答えると、夏は「わかった、なら行ってよし!組合長にはおらがちゃんと説得してやる」と賛成してくれたのです

しかし長内たちが北三陸市長(北見敏之)と一緒に来て、北鉄開通の日に海女として潜ってと頼みに来たのでした。当時を思い出して、春子は「手のひら返したのよ?ヒドいでしょ」とアキに話します。説得すると言っていた夏は、何も言わず寝てしまったのです。春子が見送りにも来てくれなかった夏の気持ちがわからないと言うと、アキは「もちろん寂しいって思う気持ちもあったろうけど、頑張れって気持ちもあったんだよ」と答えます

春子は「親って本当に難しい。だってアキが海女やりたいって言い出した時にさ、今ひとつ強く出れないのよね。だってアイドルになりたかったんだよ?なれると思って勝手に東京行ったんだよ?なんかお腹空いちゃった」とアキと居間に降りて行きました

忠兵衛は漁師を辞めて、陸で第二の人生を楽しもうと思うと話します。春子は「長い間ご苦労様でした」と頭を下げました。夏は春子に、定期健診の結果が良くなかったみたいと小声で伝えましたね

(第40回〜第42回)
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