| IBM NetVista A40(6881) シリーズ 活用研究 |
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modified 2009/1/17
NetVista A40(6881-??)のシャーシにNetVista A40(6842) 04P3804のマーザボードを入れてみました。04P3804は、秋葉原で、800円で販売されていました。
NetVista A40(6881-??)のシャーシIntel製D945GCLF2マザーボードを入れてみました。
IBM NetVista A40 6881 モデルの違い
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| 6881-70J | PentiumV(800MHz) | なし | 133MHz | 20G | Windows98 |
| 6881-72J | PentiumV(800MHz) | あり | 133MHz | 20G | Windows2000 |
| 6881-60J | PentiumV(733MHz) | なし | 133MHz | 20G | Windows98 |
| 6881-S8J | PentiumV(733MHz) | なし | 133MHz | 20G | Win98+Officeモデル |
| 6881-62J | PentiumV(733MHz) | あり | 133MHz | 20G | Windows2000 |
| 6881-30J | Celeron(700MHz) | なし | 66MHz | 10G | Windows98 |
| 6881-32J | Celeron(700MHz) | あり | 66MHz | 10G | Windows2000 |
| 6881-20J | Celeron(600MHz) | なし | 66MHz | 10G | Windows98 |
| 6881-22J | Celeron(600MHz) | あり | 66MHz | 10G | Windows2000 |
| 6881-50J | PentiumV(677MHz) | なし | 133MHz | 15G | Windows98 |
| 6881-S4J | PentiumV(677MHz) | なし | 133MHz | 15G | Windows98+Officeモデル |
| 6881-52J | PentiumV(677MHz) | あり | 133MHz | 15G | NT4.0 |
| 6881-S5J | PentiumV(677MHz) | あり | 133MHz | 15G | NT4.0+Officeモデル |
| 6881-53J | PentiumV(677MHz) | あり | 133MHz | 15G | Win2000 |
| 6881-S6J | PentiumV(677MHz) | あり | 133MHz | 15G | Win2000+Officeモデル |
| 6881-10J | Celeron(533MHz) | なし | 66MHz | 15G | Win98 |
| 6881-S1J | Celeron(533MHz) | なし | 66MHz | 15G | Win98+Officeモデル |
| 6881-11J | Celeron(533MHz) | あり | 66MHz | 15G | NT4.0 |
| 6881-S2J | Celeron(533MHz) | あり | 66MHz | 15G | NT4.0+Officeモデル |
| 6881-12J | Celeron(533MHz) | あり | 66MHz | 15G | Win2000 |
| 6881-S3J | Celeron(533MHz) | あり | 66MHz | 15G | Win2000O+fficeモデル |
FAQ
前面/背面は?
前面は、
USB 1.1、MIC in、サウンド入力、ヘッドホン、ボリュームスイッチ(Up/Down)、HDD
LED(緑)、電源LED(緑)、電源スイッチ、CD-ROM/FDD
下に小型スピーカー
背面は、左から、
電源端子(3Pin)、盗難防止用穴
マウス(PS2) LAN(RJ-45) シリアル(Com2)、プリンター、PCI x 2
キーボード、USB1.1、シリアル(Com1)、ディスプレイ、音声入力、DVD-D、電源(DC)
CPU
A40 6881シリーズ自体、マーザーボードは共通です。Celeron 533(FSB 66MHz x
8) 、 PentiumIII 800MHz(FSB 133MHz x 6)までは問題なく装着できます。1GHz/866MHzのPentiumIIIを装着してみましたが、必ず起動時にBIOSで設定情報が違うと出てしまいます。無視するとすれば正常に起動しますが、キーボードが必須となってしまいます。再度、BIOSの書き換えを実施すると、正常になるみたいです。BIOSとしては、CPUのクロックは認識しています。1GHzの場合、かなり温風が出ます。CPUは、伝熱シールでファンと接着していますので、外した場合、グリスが必要です。Celeronの場合はCoppermine-128K
Pentium Vの2代目にあたる「Coppermine」コアの2次キャッシュの容量を半分にしたものです。
搭載可能にCPUは以下の通りです。
Pentium III(Coppermine-256k)
FC-PGA 533EB / 600EB / 667 / 733 / 800EB / 866 / 933MHz / 1B / 1.13GHz (FSB 133MHz系)
FC-PGA 500E / 550E / 600E / 650 / 700 / 750 / 800 / 850 / 900 MHz / 1GHz (FSB 100MHz系)
Celeron(Coppermine-128k)
FC-PGA 533A / 566 / 600 / 633 / 667 / 700 / 733 / 766 (FSB 66MHz系)
FC-PGA 800 / 850 / 900 / 1,000 / 1,100 (FSB 100MHz系)
※Tualatinには対応してません。
※800MHz超えるのCPUの場合、発熱/電力に注意が必要です。
※太字は、製品としてラインナップがあるCPUです。
[参考]Super_pi
Windows2000 Professional+SP4+Windows 2000 SP4 用の更新プログラム ロールアップ 1
104万桁 計算で3分37秒でした。
メモリ
チップセットがIntel810なので、512MB(PC133(1.06Gbytes/s) 256MB SDRAM(ノンパリティ) x 2)
が最大構成です。PC133(SDRAM)を使用します。2スロットあります。なお、810チップセットの制約で64/128Mbit SDRAMしか使えません。256MBのメモリの場合、両面で256Mタイプのみです。または、Buffalo VB133-256M \9,980 を使います。
片面実装(片面で8個のチップ)で256MBのメモリより、両面(両面で16個のチップ)で256MBタイプのメモリの方が割高です。VB133-256M は、白いところが少しかさ張っていますが、二枚装着できます。Windows2000で512M実装した場合の搭載メモリ量は、523,256kB(512*1024-523256=1032)です。ビデオメモリ512kB選択時
メモリーモジュールの不具合が原因でOSが不安定になる場合があります。増設後は、メモリーが正常かどうかを確認してから使用した方が安心です。
[参考]memtest86の性能
CPU PentiumIII 800EB/RAM 512MBのとき、試験は、およそ90分かかります。
Memtest-86 V3.2
L1 Cache 32k 7816MB/s
L2 Cache 256k 3543MB/s
Memory 511M 184MB/s
Chipset Intel i810e
HDD
1台のみ接続できます。2台目のハードディスク増設スペースはありません。
チップセットは、UltraDMA66 ICH(Intel 82801AA)です。BigDrive(137GB超えるハードディスク)には対応していませんので、接続できるハードディスクは120GBまでとなります。あと、S.M.A.R.Tに対応しています。
10GBモデルは、富士通製 MFP3102AT (5400rpm/512kB/10.2GB/UltraDMA66(mode4))
20GBモデルは、富士通製 MPF3204AT (5400rpm/512kB/20.49GB/UltraDMA66(mode4))
120Gのディスクを使ってみましたが、BIOS上では、60Mぐらいとして表示されていました。正常に120GBディスクとして使用できます。137GB超える、HDを使用する場合は、拡張IDEインターフェースが必要となります。
Intel Application Acceleratorをインストールする事が可能です。 Ultra DMA/33 で動作しているか 66 で動作しているか確認してみますと、インストール直後は、DMA/33のようですが、Intel Application Acceleratorでは、DMA/66と表示されます。強制的に、DMA/66で動作するようにしてベンチマークを実施してみましたが、結果はあまり変わりませんでした。
CD-ROM/FDD
最大24倍速のCD-ROMです。CD-ROMブートが可能です。
TEAC CD-224E or NEC CD-ROM DRIVE:282
マーザ側のコネクターがノートCD-ROM用の薄いタイプのコネクターを使用している為に普通(80pin/40pin)のIDEのケーブルが使用できません。
FDDは、TEAC FD05HG 5668-U
LANは?
IBM 10/100 EtherJet PCI Adapter with Alert on LANと表示されますが 実体はIntelのPRO/100+
i82559です。WOL(Wake On LAN)も可能です。
外部用のWOL用の端子も出ているので、別のWOLつきのLANカードを装着して、そちらをWOLとして使用する事もできます。
OS
インストールのし易さは?
Windows2000 Professional+SP4+BIOS(12/03/2002) (サービスパックが当たったディスク)を使用した場合、すべてのデバイスが標準で認識されます。WindowsXP
Professional+SP2+BIOS(12/03/2002) でも同様にすべてのデバイスが標準で認識されます。
※ Windows2000 Professional+SP4+Windows 2000 SP4 用の更新プログラム ロールアップ 1
WindowsXP Professional+SP2
Intel Solaris8は、インソール可能ですが、ディスプレイ設定ではまります。CD-ROMから起動できます。
セキュリティ対策
Windows XPと違い、ファイヤーオールソフトが無い為、別にソフトを入れる必要があります。
トレンドマイクロ ウイルスバスター2007 Trend Flex Security Ver.15.30xxx
BIOSアップデートは?
起動フロッピーを生成するタイプてす。自動起動可能フロッピーが生成されます。BIOSのアップデートツールで起動時のロゴと、言語、型番を変更できます。「12/03/2002」
V.KHJ211Aが最新です。
キーボード、マウスなしで起動できるか?
可能です。
冷却ファン
マーザボード上には、CPUファンと、電源ファンの2つの端子があります。標準では共に2pinしか使用しておらず、回転数の検知はできませんが一方のコネクターの方(インターフェースがある方を下にして見た時、下側の端子)は、回転数の検知ができます。ただし、Speed FANでの制御はできません。
| CPU FAN | SUPERRED CHB6012BB-N | DC 12V 0.12A 60x60x10mm |
| 電源 FAN | Delta Electronics EFB0412LD | DC 12V 0.08A 40x40x20mm |
ビデオは?
Intel 810Eのオンチップビデオです。1024*768(1677万色)
USBは
USB 1.1(12Mbps) x 2ポートです。前面1背面1です。
SuperIOは
SMSC製 LPC47B373
Comポート
2ポートです。真ん中がCom2、下がCom1です。
ディスプレイ
アナログRGBミニD-SUB 15ピンとデジタルDVI-D です。一般的なデジタルケーブルDVI-I(アナログ、デジタル)では無く、デジタルしか出力していないDVI-Dです。
電池は?
CR2032
内部は?
蓋を開けた状態。分解の為のマニュアル
CD-ROMとハードディスクを外した状態
電源モジュールと外した状態
CPUファン(SUPERED CHB6012BB-N 60mm 1mm 12V FAN)を外した状態。
マーザボードの全体。
最高構成案
CPU 1.13GHz/RAM 512MB/HDD 250GB
PCI1 IFC-PCI7IU2 \4,200 (USB 2.0 ポート×4ポート、IEEE1394 x 3ポート)
PCI2 ATA133-PCI2(UltraATA133 x 2ポート、BigDrive対応)
USB 1.1なので、IEEE1394とUSB2.0の混在ボードを入れて
137GB以上のハードディスク増設用にUltraATA133と導入