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「自殺もできなかった」と涙声で証言

 長崎県西海市の2女性殺害事件で、殺人罪などに問われた筒井郷太被告(28)の裁判員裁判第4回公判が17日、長崎地裁(重富朗裁判長)であり、筒井被告からのストーカー被害を訴えていた女性(24)が「家族を殺すと言われていたので、死ぬことも逃げることもできなかった」と涙声で証言した。

 証人尋問は、地裁内の別室と法廷とを結んだビデオリンク方式で実施された。

 女性は同居していた筒井被告から暴力を振るわれていたとして「鉄アレイやコップで殴るなどひどかった」と話した。

 殺害された2人は、女性の母親と祖母。女性は「家族を殺すときは手伝えとか、長崎の家族に連れ戻されても自分の足で戻るという約束を強要された」とも述べたほか、「大型商業施設の雑貨売り場で男性客の接客をする時は、携帯電話を通話状態のままにさせられていた」と束縛の状況を明らかにした。

 女性が表示される小型モニターが筒井被告から見えないように、弁護側の机には紙と布でできた仕切りが設置された。証言に先立ち、重富裁判長は「被告の顔は見えないし、あなたの顔も被告から見えないのでご安心ください」と声を掛けた。

 筒井被告は殺人罪のほか、女性に暴力を振るいけがをさせた傷害罪なども否認し、全面無罪を主張している。

 起訴状などによると、2人はインターネットを通じて知り合い、2011年5月下旬に交際を始め、その後千葉県習志野市の女性宅で同居を開始。9~10月、筒井被告が女性の帰宅が遅いことなどに憤慨、女性宅で顔を殴ったとしている。

 さらに10月末に長崎の実家に帰った女性を取り戻そうとし、12月16日、女性の父山下誠さん(59)方などで、山下さんの妻美都子さん(当時56)と母久江さん(当時77)を殺害したとしている。(共同)

 [2013年5月17日12時43分]

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