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【プロ野球】

不敗 阿部弾 東京D36連勝

2013年5月18日 紙面から

◇巨人7−2西武

巨人−西武 3回裏1死一、二塁、11号3ランを放ち、立岡(左)、長野(中)に迎えられる阿部=東京ドームで(市川和宏撮影)

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 巨人が逆転勝ちした。0−2の3回に阿部が逆転の11号3ランを放つと、6回に村田のソロ、7回にロペスの3点二塁打で加点した。ホールトンは4勝目。西武は栗山の2ランで先制したが2回以降は2安打に終わった。

 「不敗神話」は崩れない。巨人・阿部がこん身の一振りで、勝利に導いた。2点を追う3回1死一、二塁。西武の先発・野上の136キロ直球をたたいた打球は、逆転の11号3ランとなって左翼席へ飛び込んだ。

 この一撃で息を吹き返したチームは5点差の完勝。阿部が東京ドームで一発を放った試合は36連勝となった。

 「つなぐ気持ちで打席に立ちました。思ったよりも飛んでくれてよかった」と勝利の味をかみしめる阿部。交流戦前は調子を崩していたが、突入した後は2試合連続本塁打。「腕をうまく押し込めた。調子は上がってきている」。主砲は確かな手応えを感じていた。

 責任感が全身を奮い立たせていた。1回に2点先行される立ち上がり。投手の失点は捕手である自らのせいと思っている男は、先発のホールトンが栗山に一発を浴びたことを「僕のミス」。雪辱の機会をうかがった。直前にファウルをのどに当て、口を切るアクシデントも関係なかった。

 「自分が打って返そうと思っていた」と阿部。そして、好球必打。思いを現実にした。そんな主砲に原監督も「彼が本塁打を打てば勝つというのなら、毎試合打ってほしい」と信頼する。交流戦は2勝1敗。「これで攻めが厳しくなるんじゃないですか」とマークを警戒する阿部。包囲網は突破するまでだ。これからも勝利へのアーチをかける。 (川越亮太)

 

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