今週の5月16日から東京ミッドタウンではじまる、「未来を変えるデザイン展」。
今回の企画展は、「2030年、様々な社会問題を企業はどう解決しているかーーBUSINESS with SOCIAL INNOVATION in 2030」というテーマのもと、19社のCSR先進企業が推進するプロジェクトが出展されるとのこと。
ちなみに、6月11日まで約1ヶ月開催した後は、情報のアーカイブ(まとめ保存)として、書籍の出版も控えているらしいですよ。
企業は未来を変えられるか
イメージとしては、NPOが社会的課題を汲み取り、企業がその動きをアクセレートしていくというもの。
企業とNPOのコラボが進まないのは、ハブ(起点)になるモノ・人がいないのも原因。だから、今回のような企画展をそのきっかけにしていくとのこと。
そして、とても興味深い視点だったのですが、「金融の仕組み」という話しがありました。江戸時代以降、近代文化が形成されていく過程で社会変革を促したのは、結局「金融という仕組み」だったのではないかと。
現代で例えれば、ざっくりですが「お金」ということです。想いだけでは社会を変えられないというのも事実です。
そう考えると社会変革って、結局の所、NPOではなく企業が主役なのかもと。理想としては、NPOと企業のコラボレーションですけれど。
あと、19の企業が出展しているのですが、通常の展示とは別に、「セミナー&ワークショップ」「ストーリーナイト」「ハッカソン」など、各種イベントも開催予定だそうです。
企画
担当者方にお聞きしましたが、プッシュ企画は「ストーリーナイト」。出展企業担当者などがイベント参加者を含めて対話をする企画だそうです。
質疑応答もざっくばらんに受け付けたりするそうで、活字にはできない、担当者の本音が飛び出すかもしれませんね。
テントセンMagazineの読者にメッセージをお願いしたのですが、「ゆっくりとNPOが動いているから企業はどんどん変わってるよ?」という趣旨のお言葉をいただきました。
つまり、NPOはもっとスピード感あげていかないと、企業も社会的課題解決のプロになっちゃうし、あなたたちの居場所がなくなるよ、というメッセージと受け取りました。
厳しいご指摘ですが、最もな言葉でした。ぜひCSRの最新事例を目撃しに行きましょう!