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次世代基幹ロケット H3開発へ5月17日 16時41分
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国の宇宙政策委員会は17日、専門の部会を開き、現在の基幹ロケットH2Aに代わる新たなロケット、H3の開発を、来年度から始める方針を決めました。
開発の方針が決まったH3ロケットは、液体燃料を使ったメーンエンジンに、固体燃料の補助エンジンを組み合わせるなどして飛ばす大型ロケットで、17年前、開発に着手したH2Aの後継機です。
現在、およそ100億円かかっている打ち上げ費用を、50億円から65億円程度に大幅に削減する計画で、2020年度に1号機の打ち上げを目指しています。
宇宙政策委員会の部会は、このH3の開発を今月中にも正式決定し、来年度予算の概算要求に研究開発費を盛り込む予定です。
開発にかかる最終的な金額は、およそ2000億円と見込まれています。
現在の基幹ロケットH2Aは、これまで16回連続で成功し、信頼性が高まっていますが、海外のロケットと比べてコストが高いため、衛星の打ち上げビジネスなどでの国際競争力の向上が課題となっていました。
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