トップページ国際ニュース一覧韓国政府 飯島氏の訪朝に懸念
ニュース詳細

韓国政府 飯島氏の訪朝に懸念
5月16日 18時4分

韓国政府 飯島氏の訪朝に懸念
K10046262411_1305161922_1305161931.mp4

飯島勲内閣官房参与が14日から北朝鮮を訪問していることについて、韓国政府は、日本政府から15日に説明があり、説明が遅れたことについて遺憾の意が伝えられたと明らかにする一方、「今回の訪問はためにならない」として、日米韓の連携などへの影響に懸念を示しました。

小泉元総理大臣の政務秘書官を務めた飯島内閣官房参与は、14日から北朝鮮を訪問していて、北朝鮮の国営メディアは、飯島氏がキム・ジョンウン第1書記の側近の一人である朝鮮労働党のキム・ヨンイル書記と会談したと伝えています。
この訪問について、韓国外務省のチョ・テヨン報道官は16日の記者会見で、日本政府から事前に通報はなく、15日、外交ルートを通じて説明があったとしたうえで、説明が遅れたことについて日本側から遺憾の意が伝えられたと明らかにしました。
そのうえで、北朝鮮の核やミサイルを巡る問題への影響について、チョ報道官は「日米韓の連携はもちろん、国際社会が北朝鮮への対応で緊密に連携することが重要で、その意味では今回の訪問はためにならない」と述べ、懸念を示しました。

官房長官は不快感

菅官房長官は、午後の記者会見で「『言っている意味があまり分からないな』、というのが率直なところだ。ただ、いずれにしろ日米韓の関係は大事だと思っている」と述べました。
一方で記者団が「韓国側は、北朝鮮との関係で日本が突出することは日米韓の協調を阻害するという懸念を抱いているようだが、そのような指摘は当たらないと考えるか」と質問したのに対し、「常識的にはそうでしょう。常識的にみて、国と国の関係ですから、そこは当たらないと思う」と述べ、不快感を示しました。

[関連ニュース]
k10014626241000.html

[関連ニュース]

  自動検索

飯島氏 最高人民会議常任委員長と会談 (5月16日 20時24分)

飯島氏の訪朝 米特別代表に説明 (5月16日 19時28分)

中国 飯島氏訪朝を肯定的評価 (5月16日 19時5分)

飯島氏 第1書記の側近と会談 (5月15日 22時1分)

米高官 飯島氏訪朝の説明受けたい (5月15日 21時41分)

このページの先頭へ