2008年03月18日 曽我逸郎


憲法九条を守る首長の会


 「憲法九条を守る首長の会」から参加の呼びかけを頂いた。

 宮城県の元市長・町長の方々が中心になって、今年2月8日に結成されたとの事。会長の川井貞一さんは、元白石市長、みやぎ憲法九条の会呼びかけ人、全国市長会元副会長。

 以下の返事をお出しした。


2008年3月18日

 憲法九条を守る首長の会 会長
 川井 貞一 様

長野県 中川村長

拝啓 

 お声をかけていただき、ありがとうございます。

 「憲法九条を守る首長の会」参加させていただきます。名前の公表も問題ありません。

 憲法九条の精神を自ら体現し、世界でも実現させようと真摯に努力することによって、日本は世界から愛され尊敬される国になれる、と信じます。

 そのためには、ゆくゆくは九条を、解釈改憲をゆるさないもっと明確な文言に改める必要があると思いますが、当面の情勢では、九条を守ることが大切だと思います。

 九条の理念に恥じない誠実な国となることのみならず、情報収集力や、情報分析力、外交力、広報力など、軍事力以外のすべての方策で全力を尽くす命懸けの努力が必要となるでしょう。

 簡単なことではありません。しかし、九条において誓ったことです。にもかかわらず、これまで我々は一度もこのような努力をしてこなかった。

 赤十字、赤新月は、博愛のシンボルとして、世界中の人々の敬愛と信頼を勝ち得ています。
 もし、日本が九条の精神によって世界に貢献することができれば、日の丸のイメージもこれらと同等の、言わば赤日輪とでもいうべきものに変えていくことができるでしょう。それは、世界の人々の敬愛と信頼を得ることであり、日本の安全保障にもなると信じます。

 今後ともよろしくお願い申し上げます。

 敬具

 

以上