韓国政界では15日、日本の安倍晋三首相が「731」と書かれた自衛隊機に搭乗したことについて「意図されたことなら想像もできないこと」として強く批判した。
与党セヌリ党「東アジアの平和と繁栄のため歴史を正す特別委員会(委員長:南景弼〈ナム・ギョンピル〉議員)は同日、会議を行い「相次ぐ日本の妄言や言動は非常に懸念される」と話した。そして旧西ドイツのブラント連邦首相(当時)が1970年にひざまずいて謝罪する写真を出して比較し「ドイツと日本、両国首脳の言動からその国のレベルが分かる」とも述べた。
鄭夢準(チョン・モンジュン)議員はプレスリリースで「ドイツのメルケル首相がナチスのシンボルの描かれた戦闘機に乗って記念撮影する場面は想像できないが、安倍首相は同じようなことを堂々と行っている」と述べた。
野党・民主統合党(民主党)の金寛永(キム・グァンヨン)報道官は「日本の政治右傾化がますます幅を利かせる中で飛び出した行動。日本にとっても全く助けにならないということを深刻に受け取り、気付いてほしい」と述べた。国会の「正しい歴史教育のための議員の会」に所属する民主党キム・ソンジュ議員は「日本政府は政治的利得を図ろうと歴史を歪曲(わいきょく)し、周辺国との関係を悪化させる悪循環を断ち切らなければならない」と語った。
一方、中国外務省の洪磊報道官は14日の記者会見で「旧日本軍731部隊の犯罪行為は今もアジア近隣諸国に現実的危害を与えている。日本が侵略の歴史を徹底的に反省することを望む」と述べた。