下記にも書いたけど折角、仲良くなった自治体労働者の幸福の科学の会員さんから嫌われちゃいましたよ。

>すみださんがいらんこと電話したから
>広報から支部長に連絡が行って、
>支部長から私んちに電話が来ちゃいましたよ

 明後日、大川隆法総裁の「ご生誕祭」が幕張メッセであるのだけれど、「角田さんが取材目的なら認めません」と広報が言うから、地方公務員の会員さんが「じゃあうちの支部に来なさいな」というので、そうしようと思ったらそれもさせない。

 支部長クラスが本部直結となってメディア対応を警戒しているのは分かっていたけど、こういうことをすると一般会員の人の心が離れるのが分からないのかね? ある告発者は「昔と違って自由に物が言えない。北朝鮮みたい」と言ってました。

 北朝鮮とまで言わないけど、ソ連崩壊前後に似てるね。他国の報道カメラが店に並んでいる人がいる光景を撮影すると必死に止めようとする人がいるんだ。並んでるお客さんの中には「いいじゃないの。撮影させてあげなさいよ」という人がいるのにね。物不足を見せたくなかったのだろう。スターリン国家の悲惨な末路だった。

 大川隆法総裁の父親は戦後一時期、熱心な日本共産党員だったことで知られている。いわゆる50年問題で徳田派(所感派)に所属せず、宮本派(国際派)に所属したようで、日本共産党徳島県委員会を一時追われている。少なくとも大川総裁の父、善川三郎(中川忠義)氏はスターリン主義者だった訳だ。

 今となっては、信じられないが当時のスターリンはナチス・ドイツを破った英雄であり、生きながらにしてスターリン全集を刊行しており、マルクス・エンゲルス・レーニンに並ぶ思想家として評価されていた。
 幸福の科学を「デューリング」学説と私は評価したが、偶然ではないと思う。大川総裁は父親の人生を弄んだ共産党に怒り、マルクス主義をライバル視し社会科学・人文科学・自然科学に渡る思想体系を構築しようとしたのだと思う。その証拠に、幸福実現党の組織性も全選挙区に候補者を出すなど日本共産党に類似した点が見られる。

 また、『幸福実現党宣言』という著書も刊行している。『共産党宣言』を意識したのは明らかだろう。宗教法人格取得当初、大川総裁は自らの肖像画を本尊にし、現在は自分に似せた仏像「エルカンターレ」像を本尊としているが、スターリンが自らの肖像画や銅像を国中に建立したのと同じだ。
 
 「右翼・オカルト思想にかぶれたスターリン主義組織」それが、幸福の科学の持つ一つの側面だと思う。あるいは、「オカルト・宗教思想に傾倒した日本共産党の巨大分派」とも言えるのかもしれない。

共産党宣言幸福実現党宣言