気まぐれな備忘録(仮)

2011-11-21

Windows7でExcelをファイルごとに異なるウィンドウに表示する

Excelって昔からMDI形式が標準になっており、
複数のExcelファイルを開くと、
普通はひとつのExcelのウィンドウに複数のファイルが開かれる。
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画面サイズが小さいノートPCだったらこれで別に困らないが、
デスクトップ、特にデュアルディスプレイだと、扱いづらい。

Excelをスタートメニューから起動することで
複数ウィンドウを立ち上げることができるので、
これにそれぞれドラッグ&ドロップすることで
複数のExcelファイルを複数ウィンドウで操作できる。

…というのを毎回操作するのは手間がかかるので、
XPを使っていた頃は、メニューからGUI操作で右クリックメニューを自由に追加できたので、
右クリックメニューにExcelexeのリンクを追加して、
そこから複数のウィンドウを立ち上げていた。


が、Windows7になってから、XPにはあった上記のメニューがなくなった。
要はレジストリいじるしか、右クリックメニューをカスタマイズできなくなった。


ということで、Excelファイルの右クリックメニューから、
Excelファイル単位で異なるウィンドウで起動する項目を追加してみた。


詳細はここから。

まずは、元々のExcelの右クリックメニュー
f:id:kajitiluna:20111122024137p:image

レジストリエディタ(「ファイル名を指定して実行」でregeditを入力すると起動する)から、

HKEY_CLASSES_ROOT\Excel.Sheet.12.\shell

に新規にキーを作成する。
f:id:kajitiluna:20111122024138p:image

なお、ここのキーの名前は自由に指定できる。
f:id:kajitiluna:20111122025346p:image

このキーの値を修正する。
f:id:kajitiluna:20111122025347p:image
f:id:kajitiluna:20111122025348p:image

ここで指定する値が、右クリックメニューに表示されるものである。

設定した結果は以下の通り。
f:id:kajitiluna:20111122025822p:image

引き続き、上記で作成したキーの配下に新しくキーを作成する。
f:id:kajitiluna:20111122025823p:image

ただし、ここのキーの名前は「command」を指定しなければならない。
f:id:kajitiluna:20111122025824p:image

また、このcommandキーに対応する値は以下の形式を指定する。

"Excelのexeのファイルパス" "%1"

f:id:kajitiluna:20111122025825p:image

結果がこちら。
f:id:kajitiluna:20111122025826p:image

右クリックメニューはこんなカンジになる。
f:id:kajitiluna:20111122030804p:image

そして、こちらが複数ウィンドウでExcelを表示してみたやつ。
f:id:kajitiluna:20111122030805p:image


ちなみに、このままだと、Excel2010形式のみ有効となり、
Excel2003だと右クリックメニューが反映されないので、別途設定が必要となる。

それがこちら。
f:id:kajitiluna:20111122030806p:image

親が「Excel.Sheet.12」なのが2010形式であり、「Excel.Sheet.8」が2003形式だと思われる。


おまけ
f:id:kajitiluna:20111122030808p:image
上記の設定の逆のことをすれば、
右クリックメニューで表示される「印刷」や「読み取り専用で開く」を消すことができる。
これらの項目をこれまで一度も使用したことがないのだが、有用性がわからん。。。

u2telu2tel 2012/02/23 16:50 変更したところ大変使いやすくなりました。ありがとうございます。

kajitilunakajitiluna 2012/02/23 22:10 > u2tel さん
いえいえ〜お役に立ててなによりです:-)

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