維新議員団「風俗業巡る発言は不適切」5月16日 18時46分
日本維新の会の橋下共同代表が、アメリカ軍の幹部に風俗業の活用を進言したことについて、維新の会の国会議員団は「発言は不適切であり、橋下氏のより一層の丁寧な説明が必要と考える」とする見解を発表しました。
日本維新の会の橋下共同代表は、いわゆる従軍慰安婦の問題について「軍の規律を維持するために当時は必要だった」などと述べたほか、今月上旬に沖縄のアメリカ軍普天間基地を視察した際に、アメリカ軍の幹部に風俗業の活用を進言したことを明らかにしています。
維新の会の国会議員団は、16日、橋下氏の一連の発言に対する見解を発表し、橋下氏がアメリカ軍の幹部に風俗業の活用を進言したことについては、「発言は不適切であったと認識しており、橋下氏のより一層の丁寧な説明が必要だと考える」としています。
一方、いわゆる従軍慰安婦の問題を巡る発言については、「政府の調査によれば、軍や官憲による、いわゆる慰安婦の強制連行を示す証拠は無かったとされている。韓国女性を強制連行したとの国際社会での誤解を解くことは政府の責務でもある。橋下氏の発言は、こうした政府の見解を踏襲したものと認識している」としています。
「参院選への影響は間違いない」
日本維新の会の橋下共同代表は、16日夕方、記者団に対し、いわゆる従軍慰安婦の問題などを巡るみずからの発言は党の見解ではないとしたうえで、「参議院選挙に影響を与えていることは間違いないので、選挙協力を行うみんなの党が、有利になるのか不利になるのかを判断するのは当たり前だと思う」と述べました。
また、橋下氏は、参議院選挙への影響を懸念する声が党の国会議員団から出ていることについて、「ぼくはこれまでずっと、選挙に有利になるとか不利になるとかを考えずにやってきたので、『そういうことを気にしてくれ』というのであれば、申し訳ないがぼくはそういう人間だとしか言いようがない」と述べました。
[関連ニュース] 自動検索 |
・ 橋下氏 風俗業の進言“認識甘かった” (5月16日 12時13分) |
[関連リンク] |
|