橋下氏の慰安婦容認発言は、海外でも取り上げられている。特にBBC の記事は非常にストレートだ。冒頭の部分を直訳するとこうなる。
橋下曰く「日本の従軍慰安婦は必要であった」
日本で注目を集めている政治家が、第二次世界大戦中に女性達を強制的に売春婦にしたシステムのことを「必要だった」と表現した。
大阪府知事である橋下徹氏によると、従軍慰安婦は命をかけて戦う兵士たちに「安らぎ」を与えていたそうだ。彼は、その女性達が「自分たちの意思に反して」その仕事をしていたことも認めている。
BBC: Japan WWII 'confort women' were 'necessary' - Hashimoto
これは致命的だ。今まで日本の政治家はさまざまな失言を繰り返して来たが、ここまで他国の人々の心を逆なでするものは始めてだ。女性はもちろん、軍人に対する大いなる侮辱だ。
日韓関係を悪化させるだけでなく、これで西洋諸国の多くの人々が「日本では何か異常なことが起こっている」と感じることは避けられない。最近の安倍総理の発言と合わせて聴けば、これは十二分な(極右化、第二次世界大戦の正当化の)危険信号だ。
米国に住む日本人として言わせていただく。橋下氏の発言は、日本人全員の顔に泥を塗る行為だ。断じて許されるものではない。
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