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【ゴルフ】

松山英樹に暗雲? きょうから日本プロ

2013年5月16日 紙面から

 男子のプロゴルファー日本一を決める国内メジャー第1戦、日本プロ日清カップ(千葉県・総武CC総武C=7327ヤード、パー71)開幕前日の15日、注目の松山英樹(21)=東北福祉大=にハプニングが発生。会場での練習を終えての帰り際、借りていた車のオイル漏れが発覚し、出発が遅れた。暗雲を振り払い、初日からの進撃を目指したい。

 クラブハウス玄関で帰りの車を待っていた松山に、車が動かないという連絡が入った。運転席下からオイルが漏れているという。結局、関係者の車に乗ってホテルに帰った。疲れた体を癒やすため、一刻も早く戻りたかったが、しばし足止め。大きなため息を漏らした。

 早く休みたいのには理由がある。初めてのプロ生活。国内開幕戦から3戦すべて出ずっぱりで、いずれも4日間戦った。ツアーのなかった前週も、2日間大会のザ・レジェンド・チャリティープロアマに出場した。今週も前日まで2日連続で18ホールラウンド。本人は「疲労はありません」と強がるが、いかに21歳の大学生とはいえ、疲れは出る。この日は「最終日に戦う体力がないといけないので」と、10時間の睡眠後、午後にコース入り。ラウンドはせず、ショットの調整やパットの確認など3時間ほど汗を流すにとどめた。

 プロ転向後初のメジャー戦。昨年まではアマチュアだったので、もちろんこの大会は初出場。優勝するとプロデビューから4試合目でのメジャー制覇となり、昨年話題になった藤本佳則(5試合目での日本ゴルフツアー選手権優勝)を抜く。

 フェアウエーが狭く、密集した林が特徴のコース。松山はコース攻略について「グリーンが硬いという情報がある。フェアウエーから打たないと止まらない。ティーショットを大事にしたい」と語った。車のスタートは遅れたが、本番ではきっちりいいスタートを切りたい。(櫛谷和夫)

 

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