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山中慎介の「チャンピオンみそ」が完売

V4戦に向けて始動した山中(右)。左は三浦
V4戦に向けて始動した山中(右)。左は三浦

 WBC世界バンタム級王者・山中慎介(30=帝拳)が「チャンピオンみそ」の売り上げの一部、50万円を震災遺児に寄付することになった。昨年11月、仙台市で成功させたV2防衛を記念して発売された「復興支援チャリティー チャンピオンみそセット」が完売。販売した今野醸造(宮城・加美町)の後押しを受け、来月にも宮城県を訪問して義援金を手渡す予定になっているという。先月8日にV3防衛にも成功した山中は15日、本格的に始動した。

 被災地の企業とのコラボ支援が、1つの成果となって表れた。山中のV2防衛成功を記念して発売された「チャンピオンみそ」(2500円)の限定1000セット完売が、製造・販売した今野醸造から伝えられた。当初から1個販売ごとに500円を震災遺児への義援金にする方針のため、計50万円を寄付することが決まった。

 今野醸造の今野昭夫社長から直々に報告を受けた山中は「被災地に少しでもためになることならうれしい。こういう活動ならば断る理由はない。少しでも役立ちたいと思っていましたから」と、素直に喜んだ。さらに同社長から「宮城で義援金を直接、手渡してほしい」との要望も受けており、来月の宮城訪問を考えている。また、4度目の防衛戦のタイミング次第ではボクシング教室などの計画もプランにあるという。

 先月8日に3度目の防衛を成功させた山中は15日から本格的なジムワークを開始し、23日から千葉・成田合宿で走り込みをスタートさせる。試合時に痛めた左拳に異常はなく、ミット打ちも「7~8割で打てています」と安堵(あんど)の表情。昨年の世界戦は2度だったが「走り込み合宿が通常よりも早いので、夏ぐらいに次の防衛戦かなと思っている。このペースならば今年は3回、世界戦をやりたい」と意欲的だ。

 復興支援の活動を続けながら「インパクトのある倒し方で」。山中は防衛回数を重ねていく決意を新たにした。【藤中栄二】

 ◆主な世界王者の復興支援 WBA世界バンタム級王者・亀田興毅は一家の興行を東日本大震災チャリティーマッチと銘打ち10回開催。趣味で描く「赤富士」の油絵をオークションに出品し、落札金を寄付。また定期的に被災地を訪れ、炊き出しを行ってきた。WBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志は震災直後、義援金100万円を寄付。昨年は2度、被災地の高校ボクシング部を訪問。WBA世界ライトフライ級王者の井岡一翔は昨年8月、祝勝会を兼ね震災チャリティーパーティーを開催し、義援金300万円を寄付。

 [2013年5月16日9時44分 紙面から]

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