ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
第06話 06式主力機動戦車『シホ』
夢幻諸島 第04エリア 車輛開発研究所

神埼青葉
「今回は、陸戦の主役とも言える戦車を紹介したいと思う」

佐藤
「戦車か…今までは、武器輸出の限定的解除がされた日本から74式戦車や90式戦車を使用していたね」

神埼青葉
「日本だけではなく、アメリカ陸軍のM1A2『エイブラムス』やドイツ陸軍の『レオパルドⅡ』を使用していたが、部品の共有性等の問題から、新型の主力戦車を開発したのだ。では紹介する」



■06式主力機動戦車『シホ』――性能諸元――
全長
・12.2メートル
車体長
・10.8メートル
全幅
・3.44メートル
全高
・2.30メートル
空虚重量
・39トン
最大重量
・48トン
懸架方式
・油気圧式
発動機
・FE社製水冷式4サイクルV型14気筒ターボチャージド・ディーゼル
出力
・1850馬力(2500rpm時)
最高速度
・105km/h(整地)
・ 75km/h(不整地)
行動距離
・500km(増槽無し)
・650km(増槽有り)
装甲
・砲塔部
 ・前部:250mm
 ・後部:200mm
 ・側部:250mm
・車体部
 ・前部:275mm
 ・後部:200mm
 ・側部:250mm
 ・上部:200mm
 ・下部:150mm
乗員
・3名(戦車長、操縦手、砲手)
武装
・06式55口径140mm電磁投射砲1門(装弾数:48発)
・06式110mm四連装多目的誘導弾発射装置2基(砲塔左右)
・06式76mm四連装煙幕弾発射機2基
・06式12.7mm重機関銃1門(砲塔上部)
・06式7.62mm車載機関銃2門(主砲同軸、車体前部)
特殊装備
・06式爆破反応装甲『アイゼン』
・06式アクティブ防御システム『シルト』
説明
 特別架空連合艦隊配下の陸戦隊と海兵師団の新型主力機動戦車。見た目は、陸上自衛隊の10式戦車とドイツ陸軍のレオパルドⅡである。

 戦車砲には、技術の進歩によって成し遂げた小型軽量化した電磁投射砲を採用した事で破壊力は抜群、砲塔左右には、上下左右に稼働可能な箱形の四連装多目的誘導弾発射装置を搭載して、対戦車・対空・対地攻撃を可能としている。

 車体・砲塔装甲には複合装甲及び劣化ウランを使用しており、その上から06式爆破反応装甲『アイゼン』(ドイツ語で『鎧』)と06式アクティブ防御システム『シルト』(ドイツ語で『盾』)を装着(装備)させる事で、APFSDS弾や対戦車ミサイルに対応出来る。



神埼青葉
「10式戦車の後継車輛とも言うべき主力機動戦車です」

佐藤
「140mm口径の電磁投射砲に、多目的誘導弾、爆破反応装甲、アクティブ防御システム……破格じゃないか」

神埼青葉
「それだけではない。装甲や砲弾には劣化ウランを採用していたり、時速100km/hを達成するために開発した4サイクルV型14気筒ターボチャージャー付きのディーゼルエンジン――最高馬力は2500回転時の1850馬力だが、こいつを搭載した事で時速105km/hを叩き出したのだよ」

佐藤
「すごいの一言だ……」

神埼青葉
「これほど優れた性能を持っているが、欠点が一つあって…コストが1輌あたり15億円も掛かるため、部隊配備にかなりの時間を要する事だね」

佐藤
「それはまぁ、新技術をふんだんに投入しているからね。それはしょうがないな」

神埼青葉
「まっ、ゆっくりと軍備を拡張していけばいいのだからね。では次回予告です。次回は航空機を紹介します」


 次回に続く。
 ご意見・ご質問・ご感想をよろしくお願いします。


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。