円安を懸念せず、日本の健全化は良いこと-フィリピン財務相
5月15日(ブルームバーグ):フィリピンのプリシマ財務相は、日本の政策が円相場を下落させていることについて懸念していないと述べた。アジアの他の政策当局者は円安が自国経済を損なっていると主張しているが、それとは一線を画す発言だ。
同相は14日、ブルームバーグのニューヨーク本社でのインタビューで「日本が健全になればなるほど、フィリピンにとっては良い」と言明。「円安と日本が現在取り組んでいる措置が日本の成長加速につながるなら、われわれにとってプラスだろう。われわれは期待を寄せている」と語った。
プリシマ財務相はフィリピンと日本の輸出は競合せず、両国の産業は補完し合っているとの認識を示した。また上昇しているフィリピン・ペソ相場については「許容限度内」にあるとしながらも、過度なペソ高を防ぐために政策当局は警戒姿勢を維持すると述べた。
原題:Philippines Unfazed by Weak Yen as Purisima Urges HealthyJapan(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Ye Xie yxie6@bloomberg.net;マニラ Karl Lester M. Yap kyap5@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Stephanie Phang sphang@bloomberg.net;Emma O’Brien eobrien6@bloomberg.net
更新日時: 2013/05/15 10:35 JSTニュース一覧
注目のセクション