NHK福島県のニュース　福島放送局

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預金残高　２行で過去最高

福島県に本店がある３つの地方銀行の、ことし３月期の決算が出そろい、預金残高は、原発事故の賠償金の支払いなどで引き続き伸びて２行で、過去最高となりました。１５日に発表されたことし３月の決算で、福島銀行の預金残高は、前の年度末よりも２５６億円増えて、６４７９億円となったほか、大東銀行は２０６億円増えて、７０６９億円となりました。
これに１３日に決算を発表した東邦銀行を加えた、県内に本店がある３つの地方銀行のうち、大東銀行と東邦銀行の預金残高は過去最高となりました。
これは、原発事故の賠償金が個人や企業に支払われていることや、国が自治体に復興関連の資金を交付していることが、背景にあります。
一方で、県内の経済の先行きの不透明さから、投資をしようという企業が多くはないなどの理由で、預金残高が伸びに対して、貸出資金の伸びは、東邦銀行が１．７％にとどまったほか、福島銀行ではマイナス１．７％と低調で、資金の運用が課題となっています。
また、各銀行の最終的な利益にあたる純利益は、いずれも連結で、福島銀行は前の年度より、７．２％減って１８億７１００万円、大東銀行が３７．２％増えて、２０億８４００万円、東邦銀行が３５．１％増えて、６３億７８００万円となっています。

05月15日　21時08分

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