「皇室敬慕」資金流用、政治活動問題<1>
本来の使い方は?
なかなかイベント関係の調整や資料作成が終わらず、5時から事務所で仮眠。
8時、大粒納豆、目玉焼き、セロリの浅漬けでご飯2杯の朝食をとる。
午前中は、やっと表面化した柏崎市役所職員による万引き案件で、停職2か月はあまりに甘く議会を開催して追及してほしい、といった怒りの内容のメールやフェイスブックでのメッセージ、電話を多く頂く。
「万引きは犯罪です」この一言に尽きるのであり、奉仕者たる公務員に甘い処分をしたとあっては柏崎の青少年教育上も良くない。
他会派の議員にも相談し、議長や担当委員会の委員長に申し入れしてもらうようにした。これで委員会も開催されないようであれば、「何のための通年議会なのか?」と言われてしまう。
12時30分、豚挽肉と挽き割り納豆のかぐら南蛮味噌炒め、レタスをマスタードを混ぜたバターを塗った6つ切りトースト2枚で挟んだ納豆肉ホットサンドイッチ、低脂肪乳で昼食をとる。
13時から市内の公的機関での相談。
相談終了後、会社関係や議会資料の調査で市内まわり。
先日より問題となっている、「皇室敬慕」資金を「不敬」流用した「在新潟中国総領事館土地売却に反対する県民の会」、そしてその関連団体「日本の領土・領海を死守する国民集会実行委員会」について、日本会議新潟県に所属するある方から連絡をもらった。
内容は、こうである。
「日本会議新潟県本部として在新潟中国総領事館問題への基金の使用を『機関決定』した」
「在新潟中国総領事館問題はアンタ(三井田)も同じ思いだろう、邪魔するな」
突っ込みどころが多くあり過ぎ、問題の本質が分かっていないと呆れてしまった。
まず、『機関決定』していようがしてまいが、実施主体「天皇陛下御即位二十年新潟県奉祝委員会」が募った協賛金は、『皇室敬慕』のために使うと日本会議新潟県本部自身が先に『機関決定』(第5回理事会)しており、根本に戻って言えば協賛した皆さんに説明した本来の集金目的は奉祝事業。それを政治活動に使って良いと『機関決定』(いつ?)したならば、協賛金を出した皆さんから見れば横領であり、詐欺と言われる。
また、たまたま在新潟中国総領事館という問題だからというが、相手国が中国であろうが北朝鮮はたまた韓国であろうが、あきらかに政治活動。使うなら一般会計から使うべきである。
では、私がお金の管理者であったら、どうするか。
私の少ない脳味噌で考えれば、基本的には天皇陛下御即位三十年奉祝事業のための特別会計とし、天皇皇后両陛下の行幸啓をはじめ、その他の事業への支出も考慮し、次の通りの運用をする。
特別会計(案)
1.本特別会計は、次の各号に該当する目的のみ支出できる。
(ア)新潟県民による皇室敬慕事業費
(イ)前号事業を運営する団体経費
2.本特別会計に属する現金は、金融機関への預金その他確実かつ有利な方法により保管しなければならない。
3.収入は、寄付金及び収益をもって充てる。
4.会計報告は年度毎に公開し、会計監査による監査及び理事会での承認を得る。
もちろん、平成25年3月31日以前に政治活動に使った現金は、すべて返還が前提である。
元金となる920万円という金額が多いのであれば、今年、 「第62回神宮式年遷宮」となる伊勢神宮に420万円を寄付し、残りの500万円を特別会計として管理すべきであろう。
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