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高村氏 96条先行改正にこだわらず
5月15日 11時44分

自民党の高村副総裁は記者団に対し憲法改正について、国会が改正を発議しやすくするための96条をほかの条文より先行して改正することにこだわらない考えを示しました。

この中で、高村副総裁は「自民党はすでに憲法改正草案を国民に示しており、理解が得られた部分から改正に取り組めばいい。国会が憲法改正を発議する要件を定めた96条を先行して改正することは極めて意味があるが、理解が得られないならほかの条文を先行させることもありうる」と述べ、96条をほかの条文より先行して改正することにこだわらない考えを示しました。
さらに、高村氏は「先の衆議院選挙の時よりも憲法改正に対する国民の関心は高まっているが、参議院選挙の大きな争点となりうるほど関心が高まるとは考えにくい。経済の成長戦略や、安定政権を作るための国会のねじれ状態の解消を自民党として訴えることになるのではないか」と述べ、憲法改正は参議院選挙の主要な争点にならないという認識を示しました。

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