これはもう、普通だったら生きていられないレベルですな。
あの世へダイブするしか道が無い。
帰り道に携帯電話のワンセグで途中から視聴したので、全部は見ていないが、後半の展開には衝撃を受けた。
まさか”アレ”をテレビで見る日が来ようとは・・・。
後半部分は録画しておいた。
先ず、録画していない部分から粗筋的に書いておこう。
一九六四年、フランスの外交官ベルナール・ブルシコは、駐中国フランス公館に赴任した。
ブルシコは、赴任先の中華人民共和国で、「シー」という一人の女史と出会い、恋に落ちる。
ブルシコはシーと常に夜に密会し続けていたが、或る日シーが「妊娠した」と言い出す。そして図らずもハーフの子が誕生する事となった。
が、この事が、かねてよりブルシコの身辺を調査していた解放軍の軍人達に露見し、弱味を握られた形になったブルシコは、軍人達のいうがままに、フランスの極秘国家情報を中共に漏洩する事になる。
帰国してから後も、中華人民共和国に残した家族の安全の為にフランスの情報を中共に送り続けたブルシコだったが、遂に機密漏洩がフランス政府に発覚し、逮捕されてしまう。

逮捕され、取調べを受ける中で、ブルシコは、シーが中共から差し向けられた『ハニートラップ』であった事を聞かされる。
中共政府はブルシコが外交官として中華人民共和国に派遣された時点で、ブルシコの女性の好みを調べ上げ、その「好み」に合う人物をわざわざ用意して、ブルシコに接触させたのだった。
だから、ブルシコがシーに惹かれるのは、中共政府にしてみれば、当然の成り行きだったわけである。
が、ブルシコは『それでも私は彼女を愛している』と言い返し、自分の行為について後悔する事は無かった。
しかし、拘置所で聞いていた自分の事件についてのラジオ放送で、衝撃の事実を知る事となる・・・。
以下、フジテレビ『奇跡体験!アンビリバボー』2009年01月29日より書き起こし。携帯からの録画なので、画像もデジカメ経由でちょっと不鮮明なのはご勘弁を。

我々は、事件の真相を知る最重要人物とのコンタクトに成功。

そう、ブルシコ氏である。

ブルシコ「彼女は、とてもセンチメンタルで、愛情深い人でした。

完全に女性と思い込んでいたので、とてもショックでした。」

女性と、思い込んでいた?!

ブルシコを誘惑し、スパイにまで導いたハニートラップの仕掛け人・時佩孚(シーペイプー)は、男だった!
*このとき、スタジオの面々は笑っていた。そら笑うわ(爆笑)。

シーは、京劇の作家であり、元・女形の役者であった。

その為、女性らしい仕草を演じてみせるのは、容易い事だった。


彼らが逢瀬を楽しむ時は、何時も夜だった。

それは、肌や喉仏など、少しでも男性らしさを隠す為。

完全に女性だと思い込んでしまったら、ブルシコに疑いなど、持つ余地はない。

そして、夜の秘め事の際でも、シーは、決して服を脱がなかった。

その事をブルシコは、『文化の違い』と納得させていた。

ブルシコ「今思えば、シーという人間は、相当な役者だったと思います。」

ブルシコ「嘘だ・・・じゃあアレは誰なんだ?」

ブルシコが更に愕然とした事実・・・それは、息子・ベルトラン。
シーが男であれば、子供など生める筈が無い。

「ベルトラン」と名付けられた子供は、(中国共産党)諜報機関が用意した、赤の他人。

西洋人とハーフに見える、ウイグル自治区の子供を連れて来たのだ。

それは中国を離れるとき、ブルシコが必ず戻って来る様に、責任を負わせる為であった。

このセンセーショナルなニュースは、フランスは勿論、各国でも多く取り上げられ、世界中を騒然とさせた。

騙されていたとはいえ、国家情報の漏洩は重罪である。

しかし、北京でのスパイ活動は、既に時効成立。

モンゴルでの活動だけが罪に問われたが、ブルシコに下された懲役は、僅か六年。
フランスのモンゴル大使館で入手出来る情報に、最重要機密は無かった事が幸いする形となった。

シーにも懲役六年が言い渡されたが、

中国との関係悪化を懸念したフランス政府は、大統領恩赦の名目で、一年半後、シーを釈放した。

現在彼は、シーの事をどう思っているのか?

ブルシコ「あの頃の気持ちは忘れられません。もう会ってはいないけど、女性としてのシーには、気持ちがある事には間違いありません。」

一方のシーは、その後どうなったのか?


釈放後も、フランス国内に留まったと言われるシーだが、現在その行方は明らかになっていない。

しかし1999年、アメリカのテレビ局が、シーと、その息子のベルトランを演じていた男のインタビューに成功。
シーは事件を振り返り、こう語っている。
キャスター「ブルシコ氏は友人ですか?」

シー「もちろんです」
キャスター「それ以上の関係は?」
シー「いえ、ただの友人です。でももう、過去の話ですから。」

キャスター「ブルシコ氏のことを父親と思った事がありますか?」

ベルトラン「いいえ、仮にブルシコ氏がそう思っていたとしても、私は一度もそう思ったことはありません。」
愛ゆえに、相手を見誤り、スパイに身を落としてしまったブルシコ。
インタビューの最後に、彼はこう呟いていた。
ブルシコ「恋は盲目です。
彼女への思いが、私の目を狂わせたのです。」
先ず、最初に書いた”アレ”というのは、ハニ―トラップの事ね。
以前、映画007シリーズでもちょっと取り上げられた事があるが、こういったテレビ番組内で取り上げられたのは初めてだと思われる。
まぁ、しかし見ていて顔がひきつってしまった。
そのオチはねぇよ、と(笑)。
因みに、ブルシコは当初、シーが男であると言われても信じなかった。
取調官に諭されて、シーがブルシコの前で全裸になった事で・・・。
この事実は・・・何というか、笑うしかなかろう(笑)。
しかし・・・なんというか、その、判るだろう普通(笑)。
そもそも男ならば標準装備のアームストロング砲はどうした?
ちゃんと標的に向けて撃っていたのか?とか(爆笑)。
まぁただ、元来キリスト教圏では性交渉自体に色々と厳しい制約を課していた様で、アメリカでもブッシュ政権下で『絶対禁欲教育』を施行していた覚えがある。
欧州でもちょっと前に、フランスの御隣のドイツで、結婚してから数年、不妊に悩んでた夫婦が病院に相談しにいったところ、行為自体を知らなかった、なんて実話もある。
だからブルシコも判らなかった・・・なわけねーか(笑)。
この事件は1993年の『M・バタフライ』というタイトルで、映画化されているらしい。
ちょっと興味湧いてきたなこれ。
(つづく)
▼関連記事
■
「駄目」と「無駄」▼参照
(省略)
一九六四年、駐中国フランス公館の外交官ベルナール・ブルシコ氏は、女装の演劇役者・時佩孚と交際を始めた。後に時佩孚「女史」は自分が妊娠したと言い出し、中共政権が用意した青い目の混血児が「生まれた」。その後、時佩孚「女史」を経由して、フランスの極秘国家情報が中共政権に漏洩した。
帰国後、ブルシコ氏は、中国にいる「家族」のことが忘れられなかった。文化大革命の期間中、「愛人」は自分たちの安全を保証するためと称して、さらなる極秘情報の提供を要求し続けた。一九八二年ブルシコ氏の「家族」はフランスの居住権を獲得し、パリに渡航した。しかし、まもなくこのカップルはフランス政府に逮捕された。数十年愛し続けた時佩孚「女史」が実は男であると知ったブルシコ氏は、ショックのあまりに、刑務所で喉を切り自殺を図った(発見が早かったため、命は助かった)。
(省略)
沖縄県民斯ク戦ヘリ 上海領事館員自殺の背景
こんにちは。さすがにこの番組には驚かされました。1999年のアメリカテレビ局のインタビューがだめ押しですね。
ベルトラン役は、今、何をしているのでしょうね。
>>散策 #TY.N/4k.氏
そうですねぇ、ベルトランどうしてるんでしょう。
しかし、番組内で中共が少数民族の子を謀略に使ったという点について言及しなかった事の方が、もっと「どうなってんだ!」という感じですが。