M.バタフライ
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M・バタフライ
脚本:デビッド・ヘンリー・ホァング
監督:デビッド・クローネンバーグ
ルネ・ガリマール:ジェレミー・アイアンズ
ソン・リリン:ジョン・ローン
なんでイマドキ今さらこれ?(もう17年も前の映画)って感じですが…。アバターのバックをちょうちょにしたのでソレつながりと思ってください(汗)
ずーっともう一回観たくて、先日ビデオを入手して久し振りに観ました。
公開当時、ラスト・エンペラーを見て以来ジョン・ローンが好きになってしまった私は、主演作と聞いていちもにもなく観たんですが、確か上映ギリギリの時間に飛び込みあまり予備知識なく観た覚えが…。
他にこの映画のレビューをブログ等で書いている方に多かったみたいですが、私も途中まで(あるいは最後まで)ソン・リリン役がジョン・ローンだと気が付かなかったクチでした(笑)。
「ふ〜ん。ジョン・ローンいつ何の役で出てくるんだろう」
「アレ!?これがもしかして?いや、こんなにキレイなの!?」
ジョン・ローンが女装した役やってるんです。でもこれ、賛否両論あるようで、ジョン・ローンにすぐ気が付いた人は「気持ち悪い!」と思うみたいです(^^;)。
確かに分かってて観たら、当たり前ですが顔はジョン・ローンだし、指がごつくて太かったりするんだけど。
でもこの声も本当にジョンの自前の声なんでしょうか?どう聞いても憂いを秘めた大人のオンナの声…。
撮影当時もうそこそこの歳になってたはずなのに、すごい女っぷりでした。↓
キレイすぎます↓
ええと、どういうオハナシで何故ジョン・ローンが女装役かと言うと…
映画のあらすじは実際にあった事件を基にしてつくられており、文化大革命前後の中国で、女のフリをして軍事機密を盗み出すスパイだった京劇役者とフランスの外交官との交際のお話をオペラ「蝶々婦人(マダム・バタフライ)」になぞらえてまして、このスパイ役にジョン・ローンが扮したというワケで。
ジョン・ローンはもともと京劇をやってたらしいので当たり役と言えば当たり役ですが、ここまで化けるのも苦労したと思うしここまで化けられなかったら映画が台無しだったと思うと、改めてジョンの演技に拍手(^^)
実際の事件は時佩璞(女性での名前は時佩孚、シー・ペイ・プー)とベルナール・ブルシコの事件として、アンビリーバボーで特集されたり、去年シー・ペイ・プーが没したことで改めてニュースになったのでWEBでも調べることが出来ます。大筋で映画と同じです。ちなみに脚本の本家は舞台劇みたいです。
M・バタフライの中で京劇を演じるジョン・ローンと、シー・ペイ・プーの写真。↓
で、映画の感想ですが。
ラブシーンが普通にロマンチックで切ない。しかも男とバレないため&男の理想であるために肌を隠そうとするソンの振りが観客を「そそる」くらいエロティックでもあります。
終盤までは本当に普通にラブロマンス物なんです。
しかし急転直下の終盤、スパイ事件として裁判所で事実が晒された後に、護送車に乗り合わせた二人のシーンが泣ける&衝撃的…男に戻ったソンは開き直ってふてぶてしい態度を見せていたかと思うと突然服を脱ぎ、男の姿で、かつてのようにガリマールに愛を求めますが、ガリマールは「あれは幻だった」と拒否。当然の結果なのですが、ソンはその場に泣き崩れます。ソンは女を演じながら、いつしか本当にガリマールを愛していたのでした。このときのジョン・ローンの演技がすごく良くて、泣きました(T T)
そして最後に刑務所の中で、ガリマールは蝶々婦人を演じながら自殺。狂気のメイクと生々しい流血シーン、去っていくソンの乗る飛行機のハッチが閉められるカットで映画は締めくくられます。
そりゃ頭おかしくなりますよね。生活振り回されてまで愛した相手が男だった…「気が付かなかったなんて!」と世界中から非難され恥をかいて、犯罪者にされて、人生メチャクチャですよね。
実際の事件でも、元外交官ブルシコは自殺を図ったらしいです。それでも、彼曰く、女性としてのシー・ペイ・プーは今思い出しても美しいのだそうです。
美しい思い出として、心の中に仕舞われているのですね。
スパイ事件としてではなく、映画は人間対人間の悲恋の物語として素晴らしい作品であり、事実は愛の形について考えさせられる事件だと、私は思います。
そうそう、ジョン・ローンばかりひいきに書いてますが。
ジェレミー・アイアンズも渦中の外交官役としていい味出してました。
マンネリになってる奥さんとの関係。「蝶々婦人」を観に行ったと話すと、奥さんが雑誌を扇子に見立ててモノマネをし始めますが、その様子を見て固まっちゃってます(笑)
さらに、その後好きでもない相手から無理矢理浮気を迫られたシーンでも、やはり目が点になって固まってまして、この映画では少ない「笑うツボ」?
おまけ。最近のジョン・ローン。↓
ローグ・アサシンに出てました。渋かったです。確かに老け込んだけど、もっと活躍すればいいのになぁ。
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ウマヤコさん。こんばんは。
「ラストエンペラー」で思い出したのですが
音楽担当、小室哲哉さんでしたっけ?
それとも坂本龍一さんかな?
すっかり忘れてしまいました。
2010/7/31(土) 午後 9:06 [ ]
スージーさんブログに初コメだぜ〜!!v(≧∇≦)v イェェ~イ♪
エム バタフライ((φ( ̄Д ̄ )ホォホォ
初めて知ったよ〜♪
ん〜確かにめっちゃ好きになった人が男だったとしたらビックリだろうな〜( ̄~ ̄;) ウーン
雅遊だったらどうなるだろ???って考えたけど、どうなるのかサッパリ答えは出ませんでした(笑)
それくらいのビックリだろうね〜( ̄∇ ̄;)ハッハッハ
2010/7/31(土) 午後 9:15 [ fumi ]
も〜り〜さん、「ラストエンペラー」の音楽担当は坂本龍一さんです(^^)
そもそも、ラストエンペラーも、坂本龍一が音楽やってるというので観て、ジョン・ローンの役者ぶりにハマったのです(笑)
ラストエンペラーも、良い映画ですね♪
2010/7/31(土) 午後 11:25
雅遊さん、お初コメありがとうございます♪
めっちゃ好きになった人が同性…私もビックリすると思うけど、愛してしまった自分を受け容れるしかないと思う。もし自分だったら開き直るかも(^^;)
ただ、事件が国家がらみだけに世界的に恥かいたってのがきつかったと思います…。
映像や音楽がきれいな、ラブロマ仕立ての作品なので、機会があったら見てみてね♪
2010/7/31(土) 午後 11:44
スージーさん:お初コメですね。なんか複雑な感じですね。好きになった人が同姓ですか今なら、大丈夫な世の中かな?でもこの映画が出来た次代ではね〜。でも難しいですね。素敵な映画ではあるのは分かりますが・・・。お子ちゃま頭ではム───(・´_`・)───リかしら?
2010/8/2(月) 午前 11:50
紫蓮さん、この映画確かに今ウケるかと言うと難しいですね。だから有名な脚本と有名なキャストなのにDVD化もされてないのかも。
民族差別問題も含んでますしね。確かにそういう舞台設定でなければ、恋物語じたいは今なら何の不思議も無いかも知れませんよね(^^)
でも、リリンが身も心も女になってしまったからガリマールを愛せたのではなくて、愛してしまったからこそ男の姿でも好きだと言って欲しかったという、「ニワトリと卵はどっちが先か」的な、永遠のテーマもあるかも(笑)
2010/8/3(火) 午後 9:26
むふふふふっ 来ちゃったよ〜ん♪
スージーちゃん ここでも 宜しくね♪
2010/8/13(金) 午後 10:43
ゆうきさん、どうも〜(^^)
またよろしくです♪
2010/8/15(日) 午後 3:43
肌を隠そうとするソンの振りが観客を「そそる」くらいエロティック・・・あけっぴろげに露出するより、少し隠した方が〜神秘的とでもいうのか〜そそられるんだろうね〜(^-^)
男の人に対しても多少秘密を持った方が興味をひかれるって言われたことある(笑)
100パーセント見せると、興味を引くことができないんだって〜
京劇のお化粧ってきれいだねぇ。。。
2010/8/15(日) 午後 9:43
なっちさん、こんばんわ〜(^^)
>100パーセント見せると、興味を引くことができないんだって〜
そうなのよね。スージーは好きな人に求められたら親しくなりたいあまり全部見せちゃうほうだからたまにはもったいぶらないと(笑)
じっさいの事件でも隠したから恋が続いたんだものね。これ女であっても同じだと思う(^^)
京劇のメイクもキレイだけど、ジョンローン普通にキレイなんでちょい嫉妬〜(^^;)
2010/8/16(月) 午後 9:00