水と緑の地球環境:世界の幸福度探る映画「happy」 自主上映も
毎日新聞 2012年07月16日 東京朝刊
「GNH」(国民総幸福量)の提唱で知られるブータンから過労死が絶えない日本まで、世界16カ国を巡り、人々の生活や言葉から「幸福度」を探った映画「happy−しあわせを探すあなたへ」の自主上映が劇場公開に続いて7月から始まった。「震災や原発事故が起きた日本で、本当の幸福とは何かを考えるヒントになれば」とメーンプロデューサーの清水ハン栄治さん(41)は話す。
横浜市出身で、両親は在日韓国人。米国に留学後、日本の企業に就職したが、サラリーマン生活にピリオドを打ち、06年に再度、渡米した。
映画監督で脚本家のトム・シャドヤックさんと知り合い、「ハピネス(幸福)をテーマにしたロードムービーをつくろう」と声をかけられたのがきっかけ。シャドヤックさんが製作総指揮を務め、友人の映画監督、ロコ・ベリッチさんがメガホンを取ることになった。 自主上映の申し込みはウェブサイト(http://www.happyrevolution.net)から。東京都港区立エコプラザ(03・5404・7764)では16日まで上映会と対話式のワークショップを開催。上映は午前11時から。定員40人(申し込み順)。入場無料。