＜阪神0-1オリックス（14日）＞阪神のスタンリッジが１４日のオリックス戦（甲子園）に先発し、７回１失点で４勝目を逃した。　

　３年連続で交流戦“開幕投手”という大役が回ってきた助っ人右腕。昨季は日本ハムとの開幕戦に先発し、糸井（現・オリックス）に初回先頭打者本塁打を許し敗戦投手となったが、この日も一発に泣かされた。

　５回一死。１番坂口に投じた４球目だった。１３２キロのスライダーを完璧なタイミングで捉えられると、右翼ポール際へ飛び込んだ。０ー０の均衡を破る初失点。前日までセ１位の打率２割６分４厘を誇った味方打線の援護もなく、７回の攻撃で代打を送られた。

　たった１失点で白星を手にできなかったスタンリッジ。「調子はイマイチだったけど、野手の皆さんがいい守備で盛り立ててくれた」と前向きに話した。とにかく今季はプラス思考を貫いており「負けても世界の終わりじゃないからね。次の日も日が昇るし、また次の日が始まる」と言い切るほどだ。

　依然として防御率は１点台。開幕から好投を続ける助っ人右腕が、前向きに次を見据えている。