“鉄人2世”育成へ。奇跡のムーンサルトで引退興行(11日、日本武道館)を締めくくった小橋建太(46)が、本紙に独占手記を寄せ、ラストマッチを終えた胸中をつづった。小橋は不可能と思われた月面水爆を放った理由を明かし、今後は公私共に“2世育成”を目指すという。
【小橋建太独占手記】引退試合を無事に終えることができてホッとしている。幸いケガはなかった。あらためて引退試合に関わってくれたすべての方々に感謝します。
なぜあの場面、危険を承知でムーンサルトを出したのか。それは後悔したくなかったから。俺は去年2月19日の「ALL TOGETHER」(仙台)でムーンサルトを出して両ヒザに大ケガを負った。トラウマを背負ったまま、新しい人生に踏み出したくはなかった。失敗してもいい。かわされてもいい。これをやらないでプロレスを辞めるわけにはいかなかった。
185発もチョップを打った。道場ではダミー相手に2000発は打っていた。でも生身の人間に打つと、相手から相当のエネルギーが返ってくる。447日ぶりの試合だし、スタミナもどうかなと思っていたが、今は満足している。
しばらくゆっくり休んでから…とは考えない。試合後も「Going」(日本テレビ系、午後11時55分)に出てから、家に戻って朝6時まで試合のビデオを見ていた。明日(13日)からもいろいろ仕事が入っている。忙しいほうがいいし、気が張ったままのほうが俺にとってはいい方向に働く。そのために「Fortune KK」(プロモーション会社)を作ったんだし、いろんな人に会って可能性を広げていきたい。
セレモニーで馳(浩衆院議員=PWF会長)さんから花束を渡された時「PWF(次期会長)頼んだよ!」と言われた。さすがにリング上では即答できなかったけど、これもじっくり考えていきたい。
引退試合は「お祭り」にしたいと公言してきた。皆が団体の垣根を越えて参加してくれた。これを機にいろんな団体を見に行くのもいい。団体の大小にかかわらず、若くていい選手は日本にたくさんいる。そういう選手を引き上げていくのも、これからの自分の役目かもしれない。「いつかは自分のジムを」という考えはいつも頭の片隅にあるし、そこで自分の遺伝子を受け継ぐ選手を育てるのも、ひとつの夢です。プロレスをプロ野球やサッカーに並ぶ競技まで引き上げられるような選手たちをね。
子供を作ることもこれから考えないと。俺の血を受け継いだ子なら「プロレスがやりたい」と絶対に言うだろうな。そうなれば「お前はプロレスに命をかけられるか」と問うだろう。中途半端な気持ちなら絶対にやらせない。覚悟を決めてレスラーを目指すなら止めない。ケガを乗り越えてはい上がってきた俺の生きざまを本か何かで子供が読むようになったら、父親をどう思うだろう…。
今日から新しい青春を探す日々が始まる。小橋建太というプロレスラーに声援を送ってくれた皆さんには、ただただ感謝しかない。そのことは一生の宝にしたい。本当にありがとうございました。そしてこれからも応援よろしくお願いします。
選りすぐりの鑑定士が常時100人所属し、本格的な占いが手軽に体験できる「占い師の助言DX」。東スポWeb読者限定!2000円分のポイントをプレゼント。
永久保存版「小橋が最高!!」5・11日本武道館引退特別号(250円=タブロイド判)は15日(水)から発売。大好評だった「引退記念クリアファイル」を追加販売します。
あの「機動戦士ガンダム」が遂にパチンコ台となって登場! 人気ライター・かおりっきぃが、話題のこの台を徹底解剖する。 勝利の栄光をつかみたい君は、必ずチェックしよう!! (C)創通・サンライズ