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'13/5/15

タブレット閉塞機2台を展示



 岩国市の第三セクター錦川鉄道は錦川清流線錦町駅で、旧国鉄岩日線時代に使っていたタブレット閉塞(へいそく)機2台の展示を始めた。清水晃一社長は「珍しいお宝。鉄道史の一端に触れてもらいたい」と話している。

 タブレット閉塞機は単線区間で列車の正面衝突や追突を防ぐため、駅に設置する装置。駅長がメダル状のタブレット(通票)を出し入れして操作する。駅長が手渡すタブレットを持つ列車しか駅間に入れない仕組みだ。

 展示された閉塞機は1960年の岩日線開業時から北河内駅と河山駅で使われていた。91年にコンピューター制御の自動閉塞機と入れ替わり、倉庫に眠っていた。全国の鉄道路線でもほとんど姿を消している。

 保存状態は良好で、タブレットの取り出し口を手で動かせる。

 錦町駅とことこトレイン切符売り場で毎日午前8時半〜午後4時半に見学できる。錦川鉄道=電話0827(72)2002。

【写真説明】錦町駅に展示されたタブレット閉塞機2台と、タブレットを手にする清水社長




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