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サイバーエージェントが人気アプリ「bokete」の類似品「アメーバ大喜利」をリリース

2013/05/13


大資本の後発プレーヤーが先行する中小規模のサービスを真似る、というのはITの常。というわけで人気アプリ「bokete」の類似品をサイバーエージェントが市場投入しております。


CGMは模倣できるのか?

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投稿のUIはboketeより優れている感じですが、基本的に形式は同じです。「殿堂入り」ということばや、1〜3点で評価するあたりも同じなのは確信犯なのか…。

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リリースキャンペーンで金銭的インセンティブも用意されています。2日連続で投稿すると抽選で1000円分のAmazonギフト券が当たります。インセンティブ&TVCMのおかげか、ボケはかなりのペースで投稿されています(朝7時現在、1分間に10件以上の投稿があります)。


普通に考えると大資本が参入したら中小プレーヤーは勝ち目がありませんが、boketeのようなCGM(ユーザー投稿を主体にしたサービス)の場合は、少し話が違ってきます。

記憶に新しいところでは、クックパッド対抗の「楽天レシピ」の存在があります。レシピを投稿すると楽天ポイントがもらえる、という強烈なインセンティブにも関わらず、クックパッドとは相変わらず距離があるように見えますね。とある女性ユーザーいわく、やはりレシピの質でもクックパッドには劣るとか。


「アメーバ大喜利」は短期的にはboketeを追随するように見えますが、boketeが培ってきたコミュニティを代替できるとはかぎりません。特に、ユーザーの反発はアメーバ大喜利の成否を握る要素となるでしょう。itunesのレビューも、「パクリ」批判が目立っています。

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定性的なので何ともいえませんが、投稿されているボケの質を見るに「アメーバ大喜利」はクオリティで「bokete」で劣っているように思えます(ぜひみなさんも見比べてみてください)。

ぼくがboketeユーザーであるというのもあり、「アメーバ大喜利」を見てると「これ似たような作品、boketeで見たな…」という冷めた感情すらわき起こってしまいます。


とはいえ、どちらが勝つとか負けるではなく、boketeとアメーバ大喜利ではまったく違うコミュニティが形成されるという未来図も考えられます。boketeはネットリテラシーの高い20〜30代が中心、アメーバ大喜利はリテラシー低めの10代が中心、なんてストーリーとか。「ボケ」コンテンツの市場は潜在的にはかなり広そうですし、棲み分けは十分ありえるでしょう。


みなさんもぜひご自分の目で確かめて、想像してみてください。


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