皆様♪こんばんは
申し訳ないほど久々のブログです
このところ
声優業界、訃報続きで
ちと、気が滅入っております。
まぁ、私が落ち込んだところで
なんの供養にもならないし
寧ろ先に進む事を嬉しく思ってくださるでしょうが、
納谷悟朗さんの訃報は
痛かった…
具合があまりよろしくない事も存じ上げていましたが、
やはり、目の当たりにすると
痛かった…
若かりし私が演劇少女(?)だった頃
大変お世話になった大先輩
思い出をいくつか書きます。
長くて脈絡のないものになると思うので
途中で嫌になったら
読まなくて良いです。
劇団に研究生として入団した当時
私、納谷さん苦手でした。
強面で取っ付きにくい方でした。
恐くて避けてました。
でも、徐々に
シャイな方だと分かって来ました。
そして本当はとっても優しい方でした。
何より素晴らしい役者さんでした。
劇団を辞めようかと悩んでいた時
納谷さんと熊倉さんの
サンシャインボーイズというお芝居を観て
こんな素晴らしいお芝居をする劇団に
もう少し残って頑張ってみようと
思いました。
本当に胸が震えました。
ご一緒に良く飲みました。
納谷さんは気に入った人は家に連れて帰っちゃうので(笑)
何度かお宅でも飲みました。
お宅で演劇論が始まって
バトルになって
掴み合いの喧嘩になったりもしました。
すると親分の納谷さんが
「お前が悪い、お前帰れ!!」と
私の喧嘩相手は家から叩き出されました。
因みに男の子ですよ。
私その頃血気盛んで、男女関係無く喧嘩しまくってましたから。
「お前、面白い女だな。飲め。」
と、お酒をついで下さいました。
一生忘れません。
ある日
納谷さんからお手紙が届いた事がありました。
青いボタンがひとつ入っていました。
私のワンピースのボタン…
なくしたボタンでした。
お手紙の内容は
星空の夜ベランダに出てみたら
こんな青いボタンをみつけました。
君のだよね。
7856
こんな内容でもっともっともっともーっと
おしゃれな文章でした。
納谷さんのお宅のベランダ
緑がいっぱいで見せて頂いた時
落としたんですね。
ボタンひとつ返すのに
こんなおしゃれで素敵な返し方
あるでしょうか!?
感動したの覚えてます。
その後
私は劇団を辞めて
あまり納谷さんとお会いすることもなくなりました。
でも、やはり、
何処か心の拠り所だったのだなぁと
今しみじみ思います。
何度か大病なさったけど、
不死鳥のように舞台によみがえってくる
納谷さんが大好きでした。
この世で出会えて良かった♪
尊敬してます。
これからも…ずっと…ずっと…
ありがとうございました