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2013年5月10日(金) 東奥日報 ニュース



■ 縄文遺跡群 13回目の専門家委

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世界遺産登録を目指すための留意点について意見を交わす委員たち
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 「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」の2015年度世界遺産登録を目指す、本県など4道県の推進本部は10日、東京都内で13回目の専門家委員会を開いた。6月に同本部が文化庁へ提出する、国連教育科学文化機関(ユネスコ)への推薦書原案の表記内容について、出席した6人の委員から「縄文遺跡群の文化的価値や特殊性が国際的に理解されるよう、原案文書の表現に細心の注意を」との声が上がった。

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 会議で辻誠一郎・東京大大学院教授は「縄文の時期区分は一般的に草創期、早期など六つで表されるが、海外の人にも分かりやすくするため、ヨーロッパなどで用いられる後氷期、晩氷期などの時代区分も併記した方が良いのでは」と主張。

 岡村道雄・奈良文化財研究所名誉研究員は「約1万年という長い期間で、巨大な噴火や津波などの災害が起きたが、縄文文化は滅びずに生き抜き、持続した。今、特に災害国・日本というイメージがある。縄文文化の強さをアピールしてはどうか」と提案した。

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