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国際
中国、発展改革委副主任を解任 ネット上の告発が発端か
2013.5.14 20:30
[中国]
【北京=川越一】中国国営新華社通信によると、中国共産党は14日までに、国家発展改革委員会の劉鉄男副主任を、「重大な規律違反」に関与した疑いがあるとして解任した。党中央規律検査委員会が調査を進めており、汚職などの罪に問われる可能性もある。
発展改革委は経済政策に関して権限を持つ。劉氏はエネルギー事業の許認可権を握る国家エネルギー局長を兼務していた。昨年12月、中国の有力経済誌「財経」の副編集長が中国版ツイッター上で劉氏と特定企業との癒着などを告発。劉氏は今年3月、局長職から外れた。
中国紙は、劉氏が企業家とカナダに会社を設立した際の不正行為や愛知県の大学で取得したとする修士号の捏造(ねつぞう)疑惑を指摘。1996年~99年、在日本中国大使館で経済部参事官を務めた劉氏は、日本で知り合った中国人女性と親密になったがその後、不正行為の内情を知るその女性と決裂。身の危険を感じた女性が告発の発端ともいわれる。
李克強首相は13日に開いた国務院(政府)の全国電話会議で職務の健全化を指示した。今回の解任を巨大な利権を持つ発展改革委へメスを入れる動きと見る向きがある。
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