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痴漢否認の市職員初公判

去年８月、ＪＲ日豊線の列車内で会社員の女性の体を触ったとして、県の迷惑防止条例違反に問われている北九州市職員の裁判が始まり、被告は起訴された内容を全面的に否認しました。
北九州市小倉南区に住む、北九州市環境局の係長花田喜文被告（５６）は、去年８月、ＪＲ日豊線の普通列車の車内で、乗車していた当時２１歳の会社員の女性の服の上から胸や尻などを触ったとして県の迷惑行為防止条例違反の罪に問われています。
花田被告は逮捕以降、一貫して否認し、裁判所が検察のこう留申請を却下して２日後に釈放されましたが、検察は任意で調べを進め、去年１２月に起訴していました。福岡地方裁判所小倉支部で開かれた初公判で、被告は「電車には乗っていたが、女性の体を触ったなどということは事実無根だ」と起訴された内容を全面的に否認しました。
このあと、検察は冒頭陳述の中で、「被害者の女性は近くに立っていた被告に胸などを触られた。女性は恐怖で声が出せなかったが、たまたま近くの席に知人が座っていたため、事情を説明し、西小倉駅で降りようとする被告をひきとめた」と当時のいきさつを指摘しました。

05月14日　18時18分

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