NHK神奈川県のニュース　横浜放送局

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厚木の企業で風疹予防接種

風疹の流行が続くなか、社員を対象に予防接種を行う企業が出て来ていますが、神奈川県厚木市の企業でも１４日、社員への感染を防ごうと、希望する社員を対象に一斉の予防接種を行いました。
予防接種を行ったのは、厚木市に本社がある、遊戯機器の製造販売などを行っている企業「オーイズミ」で、１４日、本社の社員の７割にあたる３６人が風疹とはしかの混合ワクチンを受けました。
風疹は、妊娠中の女性が感染すると赤ちゃんに障害が出るおそれがあり、神奈川県内ではことしに入ってから風疹の患者が去年１年間の３倍あまりの８１０人にのぼっていて、その８割が２０代から４０代となっています。
こうしたなか、この企業は、自主的に予防接種を受ける社員がなかなか広がらないことから本社に勤務する社員に対する予防接種を行うことになりました。
接種にかかる費用およそ１万円は、会社が負担したということです。神奈川県によりますと県内の企業が風疹の予防接種を行うのは初めてだということです。
男性社員の１人は「風疹がはやっていることがわかっていても、こういう機会がないとなかなか受けられないので、とても助かります」と話していました。
企業の担当者は「妊娠中の女性に限らず、感染して休む人が増えれば会社も困るので、一斉に予防接種を行うことにした。多くの人が希望してくれたので良かった」と話していました。

05月14日　20時46分

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