(2009年11月15日(日)の活動日記その2)
● 朝日新聞・論説委員の方から取材を受けました
その後、上町のカフェ『RRROOM』へ移動。
自殺予防対策の取り組みについての取材を受けました。
(RRROOM:http://rrroom.net/)
話はそれてしまうのですが、
マスメディアとのカンケーについてフジノは誤解を与えてしまっているので
改めてきちんとここで説明をさせてください。
雨宮処凛さんにしていただいた取材を最後に
「しばらくマスメディアとの接触を絶つ」と書きましたが
(http://www.hide-fujino.com/diary.htm#asprivateindividual)
それは『僕個人』に関する取材をお断りする、という意味です。
今年はあまりにも多くのマスメディアに露出しすぎてしまいました。
もともと『個人』としての僕に関する取材は拒否をし続けているのですが
(http://www.hide-fujino.com/diary/2008/may1.html#ihatemassmedia)
自殺予防対策の推進をはじめとする『政策』については
政治家(公人)としての義務の1つである『説明責任』を果たす為に
マスメディアの取材はきちんと受けています。
公人としての責任を放棄して
フジノが取材拒否をしている訳ではありませんので
どうかご心配なさらないで下さいね。
-----------------------------------------------
さて、今日取材をして下さったのは、なんと『論説委員』の方です。
『論説委員』というのは、
新聞の『顔』である『社説』を書いている方々です。
かつて新聞記者を目指していたフジノにとって、
論説委員っておそれおおいイメージで
今日は取材を受けるのが、ちょっぴり恐ろしかったです。
つまり、『現場の記者』→『本社の報道部長』→『論説委員』みたいな
出世をしていく訳ですが、もちろん全員がなれる訳ではありません。
これまでのフジノの人生で
本物の論説委員にお会いしたことって、2人しかありません。
あくまでも会ったことがあるだけであって
もちろん取材を受けた経験はゼロです。
そんなドキドキした気持ちのままに、朝日新聞の論説委員である
石橋英昭さんの取材を受けました。
(石橋さんプロフィール:
http://www.asahi.com/shimbun/kouen/koushi/cate08.html#lec09)
画像参照
論説委員ってみんな定年近くにならないとなれないと思っていましたが
リアル論説委員・石橋さんは予想外の45才と若い方だったのでした。
(きっと超エリートなのでしょう!)
石橋さんは韓国の取材を終えて日本に戻ってきたばかりなのに、
今日は横須賀まで来てもらってしまいました。
取材は13時からスタートして16時40分すぎまで約4時間(!)、
しかも、内容もすごく濃い取材でした。
取材されているフジノもせっかくの機会なので
逆に、石橋さんにいろいろなお話をうかがってしまいました。
石橋さんは国会議員を相手にした取材経験が
かなり豊富な方なので
国レベルでの自殺予防対策をさらに推進させていく為には
どういうアプローチが有効なのか、といったお話を聞かせていただきました。
覚悟を決めてフジノもまだやるべきことがたくさんあるな、と
改めて感じさせていただいた取材でした。
たぶん、石橋さんは良い意味で
流行を追わざるをえないマスメディアの多数派では無いような気がします。
実際、鋭い質問ばかりでキツい取材でしたが
「精神的にきつかったらお答えなさらなくて大丈夫ですよ」と
気遣って下さる優しい方でした。
(マスメディアの方は、決してそんなことを言ってくれません...)
マスメディアでの自殺の報道というのは、
自殺対策基本法が成立した頃はひたすらたくさんありました。
けれども今では「11年連続3万人」とか「今年も3万人突破か」とか
そういう悲しいデータが発表された時にしか、取材をしてくれません。
今日の取材みたく、決して特別な出来事があった訳でも無いのに
ふだんから自殺予防対策について取材をして下さる方というのは
本当にありがたい存在です。
どのような記事になるのか、いつ掲載されるのか、
そもそも記事になるのかどうかも含めて分からないのですが
掲載された時にはぜひみなさまにもご紹介いたしますね!
それにしても、論説委員という硬い存在のイメージが
がらりととても良い方向へと変わりました。
石橋さん、ありがとうございました!
|
コメント(0)