(cache) 「菅野ひろゆきメモリアル」追悼本の内容をざっくりと

2013-01-20

「菅野ひろゆきメモリアル」追悼本の内容をざっくりと

ざっくりと本の内容を紹介していきます

●東浩紀インタビュー

●子安武人インタビュー

●美少女ゲーム横丁井戸端会議議事録
シナリオライター（大三元）や、アーベル社長＆社員などによる座談会で、業界裏話的な話もあり、伏字も結構多いですが、菅野さんファンじゃなくても、美少女ゲーム好きなら楽しめる内容になっていると思います
菅野ひろゆきを語るには、美少女ゲーム業界の歴史に触れることになってしまうのは当然といえば当然ですね

大三元という他社のライターさんが、ちょっとだけ、中途半端に終ってしまった印象のあるゲームについて触れるシーンがあったんですが、返答にし関しては、なんかうやむやな感じで、経営と制作でぐちゃぐちゃになった的なことを言ってました、だから菅野兄が社長になり経営を担当してその矢先だったのに的な・・・

●菅野ひろゆきの軌跡
菅野ひろゆきの簡単な生い立ちが掲載されていて、子供の頃の家族写真とかも掲載されてました

●「ミステリート２」社外秘資料公開
本作のテーマが紹介され
実際のCGを載せつつ、字コンテ→絵コンテ→完成までの流れを紹介
新キャラ紹介や、第0話プロット抜粋なんかもある

●菅野ひろゆき作品人気ランキング
Game-styleで実施していたファン投票の結果発表
当然といえば当然ですが「YU-NO」と「EVE burst error」が、他を圧倒して１位、２位でした
「願わくば、多くのファンの待ち望む上位二作品の再販売にこのプロジェクトが風を起こせればと思う。」とのプロジェクト担当者のコメントもあった

●アーベルファンアート
 原画さん達の寄稿イラストとコメント
（カーネリアン、赤井孝美、七瀬葵、フミオ、すぎやま現象、三鈴めい、くるみ壱、和馬村政、むとうけいじ、氏雄）

●思い出つづり
菅野ひろゆきの印象を、アーベル社員が語るコーナー

「とにかく仕事に対して絶対に手を抜かない、妥協しないという印象が大きかったです」

「私が印象深かったのは、「『もうこれ以上出来ない、ごめんなさい』というところまでやって、ようやくユーザーに『ま、佳作かな』と言ってもらえるのがこの世界だ。『こんなもんで良いだろう』という仕事ぶりだと、見向きもされないよ」という台詞です」

正直読んでて「え？」って思ってしまいましたね・・・

●寄稿
打越鋼太郎、山田一、日暮茶坊、大三元、宙形安久里、大和環が、菅野ひろゆきについて語ってます

よく知らない人が多くプロフィールを載せて欲しかったです

打越鋼太郎は、「Never7」「Ever17」の人ですね

山田一は、「家族計画」とかの人だと多分思うけど同名の別の方だったり？

宙形安久里と大和環は、シーズウェアのライターだった人みたい

宙形安久里の「DIVI・DEAD」。大和環の「luv wave」は、どちらもやったことあって、

「DIVI・DEAD」は、初めてパソコン買ってプレイしたエロゲーだったのですごく印象に残ってる

「luv wave」は、結構名作だったと記憶してる。今やるとまた違う感想になるかもしれないけど、なんか攻殻機動隊みたいな話なんだよね。人の脳をネットワークで操れて、乗っ取られちゃうみたいな話だったと思う

あとは、有名人の菅野さんが亡くなった際のTwitterのコメントが紹介されてたり、Game-styleで募集してたファンからのコメントが紹介されてます

ファンコメントは、かなりしょうもうないコメントもあるので、たぶん投稿者全員のコメントを載せたんじゃないのかな。全部で48コメント、つまり・・・

名前は変えてありますが僕のコメントも載ってます！ｗ

一人だけ凄く長いコメントを書いてるファンの人がいましたね

大半は、YU-NO移植してほしいというコメントが多かったですね

まあ当然でしょう

「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」は菅野さんの最高傑作にして、美少女ゲームの歴史においても、最高傑作ですからね。

昨今の、「まどか☆マギカ」「シュタインズ・ゲート」でやってることは、全部YU-NOが先ですからね

●あとがき
菅野ひろゆきが亡くなって、誰かが追悼企画をやるだろうと思ってたら誰もやらなかったら、自分たちが立ち上がったみたいなことが書かれてましたね

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追悼本、僕は凄く面白かったと思うんですけど、インタビューや座談会が、全て11月に行われていたりで、結構、去年後半で急ピッチに実行された企画のようで

他社作品（EVEやYU-NO）に関われないのはともかくとしても、もう少し、色々な人のコメントやインタビューを入れて欲しかったですね

例えば、八十神かおる役の緒方恵美さんのインタビューとかね

あとは、無理を承知で、他社作品関係で言うと、有馬たくや役の檜山修之さんのコメントも聞きたかったなって思う

それからやっぱり、蛭田さんとか、シーズウェアの社長さんとか、田島さんとか、こういう時くらい、会社とかの垣根を超えてメッセージ欲しかったなと思う

今回の企画は、メーカー主体だったと思うんですが、どっかゲーム雑誌とか作ってる出版社さん主体で、菅野さんの過去の関係者に取材をかけて、改めて追悼本を作って欲しいなと思ってしまったりしてますね

追悼本読んでて、色々思うところがあるので、今後も、また色々書いていこうと思ってます

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