メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

トピックス
このエントリーをはてなブックマークに追加
mixiチェック

もんじゅ、無期限の停止命令へ 機器1万個の点検放置で

図:「もんじゅ」をめぐる主な出来事拡大「もんじゅ」をめぐる主な出来事

写真:高速増殖原型炉「もんじゅ」=2010年5月、福井県敦賀市、筋野健太撮影、朝日新聞社ヘリから拡大高速増殖原型炉「もんじゅ」=2010年5月、福井県敦賀市、筋野健太撮影、朝日新聞社ヘリから

 【室矢英樹】原子力規制委員会は近く、日本原子力研究開発機構に対し、原子炉等規制法に基づき、高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の使用停止を命じる方針を固めた。内規に違反し、1万個近い機器の点検を怠っていた問題を重くみた。期限はつけず、安全管理体制を全面的に見直すまで運転再開を認めない。

 もんじゅは2010年8月に核燃料交換装置が落下したトラブル以降、再開しないままになっている。使用停止処分は長期化するとみられ、同機構が目指す今年度中の運転再開は不可能となり、核燃料サイクル政策に与える影響は大きい。

 もんじゅをめぐっては1997年9月、ナトリウム漏れ事故の虚偽報告で国が1年間の運転停止を命じているが、使用停止命令に踏み込むのは初めて。これにより、運転の前段階となる原子炉起動に必要な核燃料の交換や制御棒の動作、格納容器の密閉性などの確認作業が禁じられ、運転再開の準備ができなくなる。

続きを読む

この記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。

無料会員登録はこちら

朝日新聞デジタルのサービスご紹介はこちら

今だけ!朝日新聞デジタルが、月額500円。詳しくはこちら
検索フォーム

おすすめ

大都市湾岸部に集中する石油コンビナートやガス基地の耐震化策はどうなっているのか。

1本の極秘公電には、米国が自衛隊の英雄的犠牲を必要だと迫った文言が並んでいた――。

25年間をかけた廃炉作業を展開中のふげん。現場ではいま、なにが行われているのか。

最前線から記者が消え、食料も情報も届かない被災住民は怒り落胆した。現場か、安全か……。

電力会社と強固な関係を築いてきた自民党政権は新たにどんなエネルギー政策を打ち出すのか。

再稼動をめぐる賛否両論、原発に向き合い事故対策に苦慮する立地・周辺自治体の現実を報告。

注目コンテンツ

  • ショッピング暑くなりましたね〜

    ワインボトル型水出し茶ボトル

  • ブック・アサヒ・コム家族愛したさみしがり屋

    写真家・植田正治を娘が語る

  • 【&M】これが未来型のクルマ?

    ランボルギーニのコンセプカー

  • 【&w】自宅で手作り!えぼ鯛の干物

    半日干すだけで、香りが…

  • Astandコリコリ苦労の世論調査

    調査から掲載まで1カ月

  • 朝日転職情報

  • 就活朝日2014

朝日新聞社会部 公式ツイッター

※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。