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「暴言だ」橋下氏発言に韓国で反発
5月14日 16時44分

日本維新の会の橋下共同代表が、いわゆる従軍慰安婦の問題について、「軍の規律を維持するために当時は必要だった」などと述べたことについて、韓国国内では「暴言だ」として反発が広がっています。

橋下共同代表の発言について、韓国政府は公式な反応を出していませんが、韓国政府の関係者は、「従軍慰安婦問題は、日本の帝国主義が膨張するなかで広がった戦時の性的な暴力行為で、重大な人権侵害だというのが国際社会の共通認識だ。日本の指導的な立場にありながら、歴史認識と女性の人権を尊重する意識を欠いた発言をしたのは残念であり、時代錯誤の認識と言動を正すべきだ」と批判しました。
韓国のメディアも、公共放送のKBSテレビが「度を超えた暴言」としたうえで、発言の背景には、7月の参議院議員選挙に向けて支持率を高めようという政治的なねらいがあるなどとする分析を伝えたほか、韓国の有力紙は、国際面などで橋下氏の発言を「暴言だ」などと伝えるなど、韓国国内では反発が広がっています。

中国「強烈な憤り」

日本維新の会の橋下共同代表が、いわゆる従軍慰安婦の問題について、「軍の規律を維持するために当時は必要だった」などと述べたことについて、中国外務省の洪磊報道官は14日の記者会見で、「慰安婦の強制連行は、第2次世界大戦中に日本の軍国主義が犯した重大な罪であり、被害者の人格や尊厳に関わるゆゆしき人権問題である」と指摘しました。
そのうえで、「日本の政治家が人類の良知と歴史の正義に挑戦する発言を公然と行ったことに驚がくするとともに、強烈な憤りを表明する」と強い調子で非難しました。

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