中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > スポーツ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

我如古が決勝三塁打 立大が早大に連勝

2013年5月14日 紙面から

◇東京六大学野球 第5週第2日

 立大が3−1で早大を破り勝ち点を2とした。興南コンビが活躍、初の4番となった我如古(がねこ)盛次内野手(3年・興南)が先制三塁打、大城滉二内野手(2年・興南)が本塁打など3安打。早大に連勝したのは24季ぶり。明大は2−0で東大に連勝、勝ち点を3とした。関谷亮太投手(4年・日大三)が完封勝ちした。東大は31季連続最下位が決まった。3位の立大以下の優勝の可能性が消滅、優勝争いは法大、明大に絞られた。

 初めての4番に起用された我如古が、決勝三塁打で期待に応えた。「試合前に4番と言われてびっくりした。監督から4人目のバッターと考えて気楽にいけと言われ、そういう気持ちになったのがよかった」

 甲子園春夏連覇の興南主将で、センバツの大会記録の13安打を放ったヒットメーカーだが、4番は小、中学校でも経験がなく、人生初だった。立大では1年春にデビューしたが、金属バットから木製への対応に苦労した。ことし1月には股関節を痛めて練習もできなくなった。その期間に、ウエートトレーニングに励み、パワーアップするとともに自分のバッティングを見直した。

 興南の1年後輩の大城がスタメンを勝ち取ったのもいい刺激。4回は1死から、3番の大城が右前打でお膳立て。三塁打できっちりかえし「後輩だし、3、4番でつなげてよかった」と面目も保った。

 早大に連勝したのは実に24季ぶり。「この春はしっかりしたゲームができている」と大塚淳人監督(53)。優勝は逃したが、立大打線を支えていくヒットメーカー我如古がよみがえったのは、秋への大きな財産になる。 (小原栄二)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ