安倍首相:「戦後70年談話」15年に発表意欲
毎日新聞 2013年05月14日 12時50分(最終更新 05月14日 13時01分)
安倍晋三首相は14日午前の参院予算委員会で、歴史認識に関する新たな首相談話について、戦後70年を迎える2015年に自ら発表したいとの考えを示した。丸山和也氏(自民)が「首相はかねて戦後レジームからの脱却が必要と言っている」として、新たな談話を出す考えがあるかどうかただしたのに答えた。
首相は「我が国は先の大戦を含め過去において、多くの国々、特にアジアの国々に多大な被害を与えた。この深刻な反省から戦後の歩みが始まった」とした上で「21世紀に向かって地域、世界に対してどういう貢献をするかということを含め、日本の考え方を表明していくべきだ」と強調。95年に村山富市首相談話、05年に小泉純一郎首相談話が出された経緯に触れた上で「戦後70年は一つの節目だ」として、新たな談話を出す考えを示した。【光田宗義】