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心から尊敬しています/小橋夫人独占手記

小橋建太を見つめる小橋の妻みずき舞(2列目左から4人目)(2013年5月11日)
小橋建太を見つめる小橋の妻みずき舞(2列目左から4人目)(2013年5月11日)

 小橋夫人で演歌歌手のみずき舞(39)が、日刊スポーツに独占手記を寄せた。妻小橋真由子として、ケガや病気と闘う小橋を支えてきた。プロレスラー小橋建太でなく、夫の小橋健太へ-。多くの苦難をともに乗り越えてきた今、感謝の思いをつづった。

 大声援の中、最後のリングで戦う姿に本当に感動しました。日本武道館での3冠戦前日でもいつも通りだった健太さんも、引退試合だけは特別でした。「時間が短い」と言って落ち着かなそうな姿を見ていると、最後の一戦にかける思いが伝わってきました。

 出会ってから16年以上、自分の中で引いた「線」を見続けてきました。私が決められることではありませんが、その線を越えたと思ったら、何かの形で引退を伝えようと決めていました。それは、06年に腎臓がんを患って長期休養をした時でも、ほかのどのケガでもありませんでした。

 昨年2月の「ALL TOGETHER」で両膝を痛めた時、たまたま受けた全身の検査で体の状況を知り「ついにきた」と覚悟を決めました。

 家の中でこけたりする姿も、何度も目にしてきました。玄関からエレベーターまで歩く姿を、毎日後ろから見ていました。体がゆがんでいると感じ、携帯電話の動画で撮影したこともありました。つらくても「こんな歩き方しているよ」とそれを見せるのが、小橋健太を支える妻として、私が出来ること。健太さん自身が、もう1人の自分とずっと戦ってきたことも痛いほど知っています。私が覚悟を決めた時期に自宅で呼ばれ「引退することにした」と報告を受けました。ほっとしました。

 健太さんは信じられる人、逃げない人、ずるくない人、まっすぐな人、一生懸命な人。うそをつかず、誰に対しても同じように接することができるところを、心から尊敬しています。練習やリハビリが大変でも、誕生日や記念日を忘れずにお祝いしてくれて、家族や周りの人も大切にしてくれて感謝しています。

 5月11日は、新たなスタートです。走り続けた25年間のプロレス人生で出来なかったこともあると思います。1つずつ目標を立ててゆっくりと前に進んでいって欲しい。私も支えていきたいです。長い間本当にお疲れさまでした。(小橋真由子)

 ◆小橋真由子(こばし・まゆこ)1974年(昭49)4月26日、滋賀県生まれ。「みずき舞」の名前で演歌歌手として活躍中。テイチクエンタテインメント所属。92年「花束」でデビュー。10年10月小橋と結婚。12年発売の「知床恋文」では夫婦でプロモーションビデオに出演した。

 [2013年5月14日1時46分 紙面から]

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