|
関西発 トップ | 近畿地方の天気 | 企画・連載 |
天気 | ショッピング | 雑誌 | 交通 | 写真 | 動画 | データベース | サイト案内 |
JR西 再開遅れ検証…淡路島地震1か月JR西日本は、1か月前の4月13日に兵庫県・淡路島で震度6弱を記録した地震で、多くの路線を抱えて安全確認、運転再開に手間取ったことを教訓に、発生当日の検証に着手し、より適切な情報提供など対策の検討を始めた。 JR西によると、運転再開に最も時間を要したのは、東海道・山陽線尼崎―西明石間。午前5時33分の地震発生から、徐行で運転再開したのは約5時間後の午前10時45分だった。 須磨駅(神戸市)で、地震計のガル値(地震動の加速度)は作業員の巡回点検が必要な値(80ガル)を超える135ガルを観測。しかし、芦屋駅(兵庫県芦屋市)の地震計が故障して巡回区間の東側起点を見極められず、作業員の巡回を尼崎―舞子間の約40キロで実施した。 一方、並走する私鉄各社の運転再開は、阪神電鉄が地震24分後の午前5時57分、山陽電鉄で同6時9分。阪急電鉄神戸線は同6時30分だった。各社とも地震計の数値が作業員の巡回点検が必要な基準を下回り、徐行で運転再開し、列車に作業員を添乗させて目視で線路を確認するなどした。 JR西は今回、初動の遅れが原因とみる。問題点として、〈1〉早朝で点検要員の人繰りがつかず、作業開始に手間取った〈2〉全21線区の運行を管理する「輸送指令」に情報が一気に集まり混乱した〈3〉JR西のホームページで運行再開状況を掲載しながら、駅など現場と情報共有できなかった――などを抽出した。 発生当時の列車位置の再現や指令の状況も調べており、情報提供の仕方なども検討する。真鍋精志社長も4月の記者会見で、「安全確保の観点も大切だが、(復旧まで)時間がかかりすぎ、お客様にご迷惑をかけた。様々な角度から検証を行う」と話している。 (2013年5月13日 読売新聞)
|
大阪本社社会部からリンク |
▲この画面の上へ |
会社案内|
サイトポリシー|
個人情報|
著作権|
リンクポリシー|
お問い合わせ| YOMIURI ONLINE広告ガイド| 新聞広告ガイド| 気流・時事川柳(東京本社版)・USO放送への投稿| 見出し、記事、写真の無断転載を禁じます Copyright © The Yomiuri Shimbun. |