【波多野陽】火星の天気予報ができるかもしれない。東北大の黒田剛史助教ら日独のグループが冬の雪嵐を数週間前に予測することに成功し、専門誌に発表した。地球の天気予報よりはるかに高精度に予測できた。火星探査に役立つ可能性があるという。
火星の大気は地球より薄く95%が二酸化炭素で、ドライアイスの雪が降る。グループは、地球のモデルを改良し、気温や風の流れなどから雪を降らせる雲ができる様子を再現した。
計算では、北半球で雪は5、6日の周期で降っていた。これを基に雪嵐を予測したところ、米航空宇宙局(NASA)の探査機の観測とほぼ一致した。
火星の北半球では寒暖の差が激しい。地球よりもはっきりと気象が変動し、予想がしやすいという。黒田さんは「観測衛星で豊富にデータを集められれば、より精度を高められる」と話す。
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