【佐藤常敬】「池」と名のつく中では、日本一大きい鳥取市の湖山池(周囲約18キロ)で、アザラシが目撃された。環境保護に力を入れる平井伸治知事が「コヤマみどり」ちゃんと命名。湖山池は昨春、アオコなどの繁殖による水質悪化を改善するとして、水門を開けて汽水化が進められており、池とつながる湖山川(約3キロ)を介し、日本海から迷い込んだらしい。
県公園自然課によると、地元テレビ局へ目撃情報が寄せられ、同課職員が9日午前7時半ごろ、池畔に設置された漁具の上で体を休める姿を見つけた。アザラシは「ワモンアザラシ」の可能性が高く、子どもとみられるという。
9日午後には、平井知事が現地を訪れ、今秋、湖山池公園で開かれる「全国都市緑化とっとりフェア」にちなみ、名付けた。池の自然を守る「湖山池レンジャー」にも任命した。
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朝日新聞社会部